八月~暦の上では秋~ (689字)
きっこ()
2014/07/15 15:11:51 7077
8月は、葉が紅葉して落ちる月「葉落(はおち)月」から「葉月」になったと言われています。紅葉して葉が落ちるのは、秋なのではないかと思われるかもしれませんが、旧暦では8月はもう秋なのです。
※旧暦…今、私たちが使っている暦は、太陽の動きをもとにして作られています。この暦になる前の日本では、月の満ち欠けをもとに、そこに太陽の動きも加えて作られた暦を使っていました。これが旧暦です。
<8月7日は立秋>
今年は8月7日(および処暑までの期間)は立秋です。朝夕が涼しくなり、暦の上では秋が始まる日です。しかし、日中はまだ残暑が厳しく、この時期が一年のうちで最も気温高くなります。ちなみに、この日までに梅雨が明けないと「梅雨明け宣言」はされないそうです。今年はいつ発表されるのでしょうか。
また、この頃はお盆を前に、各地で夏祭りが開催されます。家族やお友だちと出かけてみるのいいですね。
この日から、残暑見舞いになります。学校の先生など、お世話になっている人にぜひ出してみましょう。「まだ暑さが残るから、残暑ざんしょ!」と9月になってから出すのでは遅すぎますよ。
<8月23日は処暑>
今年は8月23日(および白露までの期間)が処暑です。暑さが和らぎ涼しくなり始める時期です。厳しい暑さの峠は越して朝夕は涼しい風が吹き始めます。穀物も実り始め秋の気配を感じるころです。この頃から台風の季節も始まります。
この頃、京都を中心とした近畿地方や北陸、信州では、町内のお地蔵様をお祭りする「地蔵盆」が催されます。8月23日、24日の地蔵菩薩の縁日を中心に、子どもたちの健やかな成長を願って行われます。