中秋の名月
「中秋の名月」とは、旧暦8月15日(新暦では、9月半ばから10月初めごろ)の月のことで、「十五夜」とも言います。旧暦では、7月、8月、9月が秋で、この秋を三つに分け、7月を「初秋」、8月を「仲秋」、9月を「晩秋」と呼びました。そして、「中秋」とは「秋の中日」のことで、8月15日を指します。この日の月は、暦のズレで、満月にならないこともありますが、このころは、湿度が下がり、空気が澄んでいるため、一年でいちばん月が美しく見えるのです。
この日は、月が出てくる方角に、机や三方などを置き、その上に月見団子、お神酒、サトイモ、秋に収穫される果物、秋の七草(萩、薄、撫子、葛、女郎花、藤袴、桔梗)から花を選んでお供えします。
十五夜の翌日の月は「十六夜(いざよい)」と言います。また、17日以降の月にもそれぞれ名前がついています。
17日 立待月(たちまちのつき):立って待っていれば月が出る
18日 居待月(いまちのつき):月が出るまで座って待つ
19日 寝待月(ねまちのつき):月の出が遅いので寝て待つ
20日 更待月(ふけまちのつき):夜も更けてから月が上ってくる
日本人らしい、粋な名付け方ですね。
<お月見のお団子を作ってみよう。>
準備するもの 米粉 120グラム
水 80~90cc
1.だんご粉に水を混ぜ、耳たぶ程度のかたさになるよう、手でこねます。
2.こねた生地を15等分にし、手のひらで転がすようにして丸い形に整えます。
3.たっぷりのお湯を沸かし、沸騰したところへ丸めただんごを入れます。だんごが浮き上がってきたら、そのまま2~3分ゆでます。
4.ゆであがったら冷水にさらします。
5.冷めたらバットなどの上にあげて軽くうちわなどであおぐと、テリが出てきれいな出来上がりになります。
6.あんこや抹茶、きなこなど、お好みの味付けでお楽しみください。
おいしいお団子をお供えしたら、ツキが回ってくるかもしれません。
(参考ページ
http://allabout.co.jp/gm/gc/185697/ )