元の記事:秋の虫を観察しよう! (847字)
きっこ()
2014/08/17 17:20:20 7175 4 採用済 9月になると過ごしやすい日が増えて、秋らしくなってきますね。この季節の草原では秋の虫たちが盛んに活動するようになります。近くの公園の草むらや野原に探しに行ってみてはいかがでしょうか? 次のような虫たちが見られるかもしれませんよ。
・トノサマバッタ…草むらよりも土が見えているような場所や川原などの開けた場所がいいようです。全身が茶色のものや、頭や胸が緑色のものなど、様々です。
・クルマバッタ…後ろの羽の中央に半月状の黒い線があり、とぶとそのもようが車輪が回っているように見えるので、この名前がつきました。
・キリギリス…夏から秋にかけて草むらで「チョン・ギ―ス」と大きな声で鳴きます。メスを呼ぶために、オスだけが鳴きます。
・コオロギ…地面にいる虫ですが、昼間は枯れ草などにかくれて、夜に活動します。キリギリスと同じでオスだけが鳴きます。「コロコロコロ…」「コロコロリー」と鳴いてなわばりを知らせたり、メスを呼んだり、ほかのオスを追いはらいます。
バッタとキリギリスの違いはなかなかわかりにくいですね。簡単に見分けるには、次の点に注目するといいようです。
<バッタ>触角が短く、からだは縦に平たく、頭は大きい。
<キリギリス>触角は長く、からだは縦に平たく、目は小さい。
【バッタをつかまえてみよう】
トノサマバッタのいるところで、木切れを使ってつかまえてみましょう。黒くぬった木切れにひもをつけて、トノサマバッタの前に置いてみましょう。ゆっくりゆらしたり、引きずったりして動かしてみると、オスのトノサマバッタが木切れにしがみつくかもしれません。これは、メスとまちがえてとびつこうとするためです。
【キリギリスをつかまえてみよう】
キリギリスを手や網でつかまえるのはなかなか大変です。でも、ねぎや玉ねぎをえさにすると比較的簡単につかまえられるそうです。ひもや長い棒の先にねぎや玉ねぎをつけて、草むらに置いてみましょう。しばらく待つとえさを食べにくるかもしれません。食べ始めたら、そっとつかまえてみましょう。