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オープンの川


10月~「神無月」と「神在月」 (725字) きっこ() 2014/09/07 14:02:54 7219

 十月は神無月(かんなづき)。年に一度、神様が出雲大社に集まり、他の国には神様がいなくなるので「神の無い月(神無月)」と言われます。神様が集まる出雲(島根県)では「神在月(かみありづき)」と言われます。全国の神様が出雲大社に旅立つ日(10月1日)を「神送り」と言い、よい縁を持って帰ってもらえるように、お弁当としてお餅やお赤飯などのお重や路銀(旅に必要なお金)をお供えします。
 
 では、なぜ神様達は出雲大社に集まるでしょう? 
 出雲大社の祭神は大地を象徴する大国主神(おおくにぬしのかみ)。大国主神にはたくさんの子供がいて、その子供達が全国各地の神様となり国を守るようになりました。子供である神様達が年に一度出雲大社に戻り、その年の報告や来年の相談をするのです。出雲に集まった神様たちが何について話し合っているかと言うと、ずばり、縁結び! 人々の運命や縁、来年の天候や農作物の出来具合について話をしているのだそうです。そのため出雲大社は縁結びの総本山と言われているのです。出雲大社が若い女性でいずも(いつも)賑わっているのはそのためなんですね。


<えびす講>

 神無月に全国の神様が出雲に行っている間、「私のところには神様がいないの?」と心配になる人もいるかもしれませんが大丈夫。しっかり留守を守ってくれる神様もいます。その代表的な留守神様がえびす神です。ほかにも竃神(かまどしん)、金毘羅神(こんぴらしん)、道祖神(どうそじん)などがいます。その留守神様を祭るために10月20日に「えびす講」を行います。
 各家庭では無病息災やや豊作を願って、お赤飯やけんちん汁、焼いた尾頭付きの鯛などをえびす様にお供えします。
尾頭付きの鯛を折り紙で折ってもいいですね。




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