P1●Online作文教室言葉の森 2013/01/24改訂版

はじめに
 この体験学習用課題フォルダは、通信生、通学生共通ですが、説明は主に通信生用に書いてあります。
 通学生は、次のように読み替えてください。
通信生通学生
電話がある。 授業がある。
ポストに投函する。 先生に作文を提出する。

 書き終えた作文については、注意をしたり手直しをしたりせず、いいところを褒めてあげてください。 「項目表」の左はしにという項目マークが書いてあります。
   
体験学習の一週目

 その週の課題を見て書くことを決めておいてください。家族に似た話を聞くと話題が広がります。
 作文に自分の住所シールを貼り、封筒用紙には先生の住所シールを貼ってください。 作文を書いたあと、その項目のできたところに項目マークを書いておいてください。 担当の先生から、体験学習の日に電話があります。
 時間から十分たっても電話が来ない場合は、教室までお問い合わせください。(受付午後八時まで)
 作文は、翌日の午前中までにポストに投函してください。
 海外の生徒は、「学習の手引」の「手書きの作文のアップロード」を参照して送ってください。
 作文を書いていて、わからなくなったら教室に電話をして聞いてください。 電話のあとすぐに書き始めて、途中で休まずにその日のうちに書き終えてください。(あまり時間がかかるときは、途中までで提出してもかまいません。)

 
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書き方の例(幼長~小3)


 
P3
課題集 幼長~小3 の山

課題課題
体験
1週目

★自由な題名で書いてください。
(「きょうのこと」「このあいだのこと」などが書きやすい)


体験
2週目

★自由な題名で書いてください。
(「きょうのこと」「このあいだのこと」などが書きやすい)




項目表 幼長~小3 の苗 (幼長~小3)
目標:正しい表記を身につけ楽しく書く習慣をつける
 項目の★印ができるように書いていきましょう。段落は大体の目安にすぎません。
 
第 1 段落項目キーワード説明
構成★ はじめに絵をかく<<構成>>中心を決めるために絵をかく
題材★ 名前・数字名前 数字 なまえ すうじ <<題材>>名前や数字をくわしく書く
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
題材★ 会話「 」 長い会話 <<題材>>会話を思い出して書く
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
表現★ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
主題★ 思ったこと思 おも <<主題>>思ったことを書く

字数★ 50字以上長く書ける人は200字ぐらいを目標に


項目の説明(どれか一つ以上ができるように書きましょう)
★はじめに絵をかく(構成)
 作文を書きだす前に、作文に書こうと思っていることを絵でかいてみましょう。
★数字(題材)
 そのときの数字がわかるように書いてみましょう。
 ぼくは、朝早く起きました。→ぼくは、朝五時に起きました。
★会話(題材)
 そのときのだれかの言ったことを「カギカッコ」を使って書いてみましょう。
 お母さんは、
「早くおいで」
と言いました。
★たとえ(表現)
 「まるで……」「……みたい」「……よう」などの言葉でたとえを使って書いてみましょう。
 わたしのお父さんは力が強いので、まるで怪獣(かいじゅう)のようです。
★思ったこと(主題)
 作文の途中や最後に、自分の思ったことを書いてみましょう。
 ぼくは、おなかがすいたなあと思いました。
※★印の項目ができたら、作文用紙の余白に、 などのマークをそれぞれ書いておきましょう。
 
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書き方の例(小4~小5)


 
P5
課題集 小4~小5 の山

課題課題
体験
1週目

★がんばったこと
(書きにくいときは、「今日のこと」などという題名で)


体験
2週目

★いたかった思い出
(書きにくいときは、「今日のこと」などという題名で)



項目表 小4~小5 の苗 (小4~小5)
目標:表現をくふうし、長くくわしく書く
 項目の★印ができるように書いていきましょう。段落は大体の目安にすぎません。
 
第 1 段落項目キーワード説明
構成★ 書き出しの工夫/作文書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
題材★ 会話「 」 長い会話 <<題材>>会話を思い出して書く
表現★ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
題材★ 前の話聞いた話前 聞 調べ <<題材>>前の話、聞いた話、調べた話
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
主題★ 思ったこと思 おも <<主題>>思ったことを書く

字数★ 300字以上長く書ける人は800字ぐらいを目標に
長く書けない人は100字以上を目標に

項目の書き方(どれか一つ以上ができるように書きましょう)
★書き出しの工夫(構成)
「やったあ。」
 ぼくはさけびました。小学校2年生のとき、はじめてリレーのせんしゅにえらばれたのです。そのとき……
★会話(題材)
 そのときのだれかの言ったことを「カギカッコ」を使って書いてみましょう。
★たとえ(表現)
 「まるで……」「……みたい」「……よう」などの言葉でたとえを使って書いてみましょう。
 私の母は、いつもにこにこしていて、まるでお日様のようだ。
★前の話、聞いた話(題材)
 作文の途中に、前の話や、お父さんお母さんなどに聞いた話を入れてみましょう。
 (小学校二年生のころの話を書いたあと)
 小学校一年生のときには、算数の勉強でがんばったことがあります。それは……
 ぼくは、お母さんにも似た話を聞いてみました。すると、お母さんががんばったのは、マラソン大会でした。それは……。
★思ったこと(主題)
 作文の途中や最後に、自分の思ったことを書いてみましょう。
 ぼくは、また挑戦(ちょうせん)してみようと思いました。
※★印の項目ができたら、作文用紙の余白に、 などのマークをそれぞれ書いておきましょう。
 
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書き方の例(小6~中高生)


 
P7
課題集 小6~中高生 の山

課題課題
体験
1週目

★私(ぼく)の好きな遊び
(書きにくいときは、「今日のこと」などという題名で)
(ゲームのような指先だけの遊びよりも、体を動かす遊びの方が書きやすい)
体験
2週目

★私(ぼく)の宝物
(書きにくいときは、「今日のこと」などという題名で)


項目表 小6~中高生 の苗 (小6~中高生)
目標:構成を考え感想に重点を置いて書く
 項目の★印ができるように書いていきましょう。段落は大体の目安にすぎません。
 
第 1 段落項目キーワード説明
構成★ 書き出しの工夫/作文書き出しの工夫 <<構成>>会話・色・音・情景で書き出す
             ↓
第 2 段落項目キーワード説明
題材★ 会話「 」 長い会話 <<題材>>会話を思い出して書く
表現★ たとえまるで みたい よう <<表現>>まるで…のよう
             ↓
第 3 段落項目キーワード説明
題材★ 前の話聞いた話前 聞 調べ <<題材>>前の話、聞いた話、調べた話
             ↓
第 4 段落項目キーワード説明
主題★ 一般化の主題人 人間 一般化 <<主題>>…は人間にとって…である
主題★ 思ったこと思 おも <<主題>>思ったことを書く

字数★ 500字以上長く書ける人は1000字ぐらいを目標に
長く書けない人は100字以上を目標に

項目の書き方(どれか一つ以上ができるように書きましょう)
★書き出しの工夫(構成)
「バシッ」
 私のアタックが決まった。私の好きな遊びは、バレーボールだ。私はいつも……
★会話(題材)
 そのときのだれかの言ったことを「カギカッコ」を使って書いてみましょう。
★たとえ(表現)
 「まるで……」「……みたい」「……よう」などの言葉でたとえを使って書いてみましょう。
 先生の引き出しは、まるでドラえもんのポケットのようだ。
★前の話、聞いた話(題材)
 作文の途中に、前の話や、お父さんお母さんなどに聞いた話を入れてみましょう。
 (小学校四年生のころの話を書いたあと)
 小学校一年生のとき、私の好きな遊びはお人形さんごっこだった。そのときは……
 私は、父にも似た話を聞いてみた。すると、父の好きな遊びは秘密基地作りだったそうだ。それは……
★一般化の主題(主題)
 作文の感想に、「人間は……」「……は人間にとって」など、「人間」という言葉を入れて書いてみましょう。
 遊びを通して、人間は、いろいろなことを学んでいくのだと思った。
★思ったこと(主題)
 作文の途中や最後に、自分の思ったことを書いてみましょう。
※★印の項目ができたら、作文用紙の余白に、 などのマークをそれぞれ書いておきましょう。
 
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 二回目の作文も、同じように書いて提出します。これで体験学習は終わりです。 作文の返却とは別に、「山のたより」「言葉の森新聞」という印刷物が送られてきます。体験学習の二週目

 二週目の電話がある前までに、課題を見て、次の週に書くことを考えておきましょう。
 二回目の作文は、三週目までに返却されます。
 体験学習のあと入会される場合は、三週目の授業がある日までに教室までご連絡ください。
 二週目の同じ時間に、担当の先生から二回目の電話があります。 二週目の授業までに作文が返却されますが、郵便事情などで返却が遅れることもあります。その場合でも、先生は先週の作文をもとに指導しますので勉強には差し支えありません。

 親子の対話が国語力を育てます。作文や長文をもとに親子で楽しく話をする時間を作ってください。 作文は他人と比較せずに、いつも本人の作文のいいところを認めてあげてください。入会後の勉強

 入会後は、「体験学習用課題フォルダ」とは別の「その学期の課題フォルダ」で勉強していきます。

 
 作文は直したり注意したりせずに、項目のできたところを中心に見てあげてください。 電話を受ける前に書くことを決めておきましょう。必要に応じて家族に似た話を聞いてみましょう。
 感想文の場合は、長文を読んでおきましょう。