になさんの読書記録
になさんの感想
十年屋は10年間、守りたいものを寿命1年分と引き換えに預かってくれます。
その中の「預けた秘密」というお話がおもしろかったです。
サリという5才の女の子が夜、散歩していたらマミさんというお姉さんが川で泳いでいました。サリは、マミさんと秘密の交換をしました。サリは夜中にに歩いていたこと、マミさんは川で泳いでいたことです。サリは秘密をしゃべってしまいそうになったので、十年屋に行って秘密を預けました。
そのあと、サリの家が火事になり、別の家に引っ越していきました。
10年後、サリは十年屋に行って、預けた秘密を引き出しました。
15才のサリは、マミさんはなぜ池で泳いでいたのか、怖い目をしていたことなどを思い出しました。あれは、泳いでいるというより池で体を洗っていたかもしれないと思いました。
サリは変に思ったので、お母さんに10年前の火事の時期に何か事件がなかったかを聞きました。お母さんから、火事になった数日前に、近所のおじさんとおばさんが殴って殺されていた事件を聞きました。
実は、その犯人がマミさんで、においを消すために、池で体を洗っていたのです。サリに見られてしまったかもしれないと思って、サリの家に火をつけていたことが分かりました。とてもびっくりしました。