３巻でも出てきたイルカのお話で、北海が舞台のお話。
北海沿岸で暮らしているゼニガタアザラシの親子は、親がえさを取りに行っている間に赤ちゃんアザラシが「保護センター」に連れていかれてしまった。昔、北海沿岸は魚がたくさん取れた場所だっが今は少なくなり保護区域でも人間が魚を取りすぎるとアザラシのえさがなくなってしまう。そこで漁師たちと話し合いをして保護区域では漁をしないことを決めた。
３巻ではイルカを助けるためデモを組織したが、実在のスウェーデンの在住グレタさんが金曜日にデモを１人で始め、ドイツの若者たちにも運動が広がり若者たちが「自分たちの未来」について考える機会が高まり政治の関心や投票率も高まり、ドイツでは環境保護を考える「緑の党」が大躍進し政治も変わろうとしている。１３巻でも環境を守ろうと電動自転車が出てくる便利な生活を見直すことも必要だ。