あおらはさんの読書記録
あおらはさんの感想
この本は、コロナ禍でいつもの日常を奪われた中高生達が、スターキャッチコンテストという目当ての星を捉えて得点を稼ぐというゲームのコンテストを通じてつながっていく本だ。五島列島にある老舗旅館の娘、クラスでたった1人の男子生徒の男の子ー。みんなそれぞれコロナによって複雑な事情を抱える中で、立ち上げられたのがスターキャッチコンテスト。登場人物たちはこのコンテストを通して離れていても繋がれることの嬉しさ、協力することの楽しさを学んでゆく。離れていても空は一つ。全国の中高生たちが天文活動を通じてつながり合い、一つになる。