近代社会のSF物語。
初めて読んだ部類かも。

まず、彼らが生きている世界が、あまりにも味気ない、人間味がないところに驚愕する。それもそう感じるのは物語が半分くらい済んだころ。
次に、主人公が段々とその世界の当たり前に疑問を持ち始めるところ。昔の記憶を知って、今の世界が面白くないと思い、変えたいと志す。
そして、最後に待ち受けていた結果がなんだかしっくりこないところ。多分ここは何度も読んで考察しないと理解できない。また、続編らしき3冊の本を読まないとはまらない。