KENZOさんの読書記録
KENZOさんの感想
6年生の哲朗は何事対しても消極的な少年。
そんな自分といつも期待してくる家族を見返してやると思い、夏休み家出同然で徒歩の旅に出た。
旅の途中一人の老人と出会い一緒に日本海を目指すことになった。
本当は警察に家族に電話されたりしないようにその老人にくっついた、大人と一緒にいれば誰にも怪しまれないと哲朗は考えたからだ。
でも実はその老人は心臓の病気でいつもだんだん歩くペースが遅くなっていた。
哲朗はそんな老人が邪魔くさかった。
でも哲朗は2人でいるとだんだんその老人が嫌じゃなくなってきて頑張ろう一緒にゴールしようという気持ちになった。
2人はやっと日本海にゴールした。
いつもだったら何でもできないと思ってすぐ何からでも逃げるけど、哲朗は秋の運動会の応援団に立候補することにした。
それから4ヶ月後一緒に旅した老人が病気で死んでしまったと家族から手紙が来た。
そこには「あの子がいたからゴールまでたどり着けた。あの子のおかげで私の最後の夢がかなった。」と書いてあった。
老人が倒れ込んで「私はもう歩けない。」と諦めようとしたとき、「何いってんだよ。なんのためにここまで歩いてきたんだよ。」と哲朗が言ってはげましていたところが、諦めない心がついたんだなと思い感動しました。
たまに親にはんこうしたり消極的になっちゃうことがあるので、たまには僕もたびに出てみようと思いました。