次週は８月２週の課題ですが、祝日なので休み宿題になります。自分で取り組める方は頑張って書いてください。他の曜日に振替授業を受けることもできます。

　ゆうかさんは、日本の集団主義について。欧米から見ると個人主義の欠如、自主性の欠如とみられる日本人ですが、実は個人の事情よりも集団への配慮を優先する自主的な同調だったのではないか、という話です。予測問題の主題としては「集団主義の見直しが、異論を持つ少数者の排除になってはならない」。対策は自主性の確保、情報の公開、異論を認める広い心など。検索の坂から「授業の渚」を見るとヒントになると思います。

　みうさんは、「地図など人間が作り出した情報は行動の助けになるが、使い方が身についていないと役に立たない」という話です。カーナビ、口コミ情報など他人の情報は便利です。でも、実際にお店に行ってみたら、それほどでもなかった、なんてことも。一方、自分が行きつけのお店の味は裏切りません。自分の体験から獲得した情報は、喜びも大きく記憶に残ります。「他人の情報を利用すること」「自分の体験から得た知恵を生かすこと」二つの意見をまとめて、自分の考えを深めてください。

　ゆうきさんは、私たちがいかに資本主義の価値観で物事を見ているかという話です。少数民族や原住民の方たちは、一日１ドルの生活費で心豊かに生活しています。そのような生活を先進国の基準で「貧困」と決めつけるのは、価値観の相違といえるでしょう。意見としては「豊かさの意味を考え直すべきだ」。数値だけが豊かさの指標ではないということを再認識していきたいものです。