元の記事:11月1週の作文の書き方です (1578字)
きら kira 2024/10/24 21:48:08 40110 1
火曜19時の作文クラスのみなさまへ
11月5日から始まります。前回のお知らせでは間違って6日となっていました。申し訳ございません。
文化祭、学習発表会のシーズンです。受験のある人は、いよいよ追い込みに入ります。学問の秋ですね。
11月1週の作文の書き方です。
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【フジ】「うちにある古い物」です。新しいものとバトンタッチして、今ではもう使われていないけれど大切にとってあるものを探してみましょう。家にはないけれど、お祖父ちゃんお祖母ちゃんの家にあるというものでもかまいません。古い物を見ると、進歩したことがよくわかります。
★ 1000字以上
◎ 書き出しの結びをするために、書き出しもくふうしましょう。古いものが置かれている情景など。
◎ 体験実例
古い物には思い出がたくさんつまっていて、なつかしい気持ちになれます。また、昔の物のほうがいろいろ知恵がある(電気なしで使えるなど)こともあります。
★前の話聞いた話 作文で話題の転換をする練習です。
お父さんお母さんにも取材しましょう。また、家ではなく、学校や博物館で見た古い物も興味深いですね。
★ たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
★ことわざの引用
★ 一般化の主題 「私たち人間にとって古い物とは〇〇である」
歴史そのものであり、人間らしい暮らしや知恵を感じさせてくれます。また、大切な思い出にもなっていますね。
★書き出しの結び
書き出しの場面にもどって結びます。
例:ぼくの勉強机の上にあるペン立て、これは父からもらったものだ。……(書き出しの工夫)
……ようし、またがんばるぞと、ペン立てから鉛筆を手に取った。(書き出しの結び)
【ユーカリ】感想文です。「交話機能」という聞きなれない言葉の効力についての文章です。
★1000文字
〇まず、要約です。
交話機能というのは、簡単に言えば、ことばがもつ、人と人の気持ちを結びつける作用を指すものである。交話機能とはこのように、人々が本格的な対話関係に入るためのいわば地均し、心の波長合わせを行うものであり、対話者どうしの一体感や帰属意識を高める潤滑油としての働きなのである。
〇対話において、内容に入る前のあいさつのような機能の大切さを語っています。
●二段落目は導かれる一つ目の意見 意見Aをあげます。
★ 複数の意見一
「確かに、言葉の持つ潤滑油としての働きは大切である。」
◎ 体験実例
誰かと話をするときの、きっかけ「つかみ」の部分がうまくいった体験を考えましょう。挨拶の持つ力とも言えます。
●第三段落は、意見Aとは両極の立場の意見Bをあげます。
「しかし、話には伝えるべき内容も大切だ。」
中身の無い話は成立しません。
★昔話実例 社会実例を昔話や童話の引用として書いていく練習です。
(例)「おおかみ少年」という昔話では、オオカミが出たぞと、中身の無い嘘ばかりついていたおかげで、少年を助けてくれる人はいませんでした。
●第四段落 ★ 総合化の主題
まず、意見A,Bの両方に賛同します。
「確かに、言葉には、潤滑油としての働きと内容を伝える働きの両方がある。」
「しかし、」と展開し、名言を引用したあと★ 名言の引用、意見Cです。
「しかし、いちばん大切なことは、『トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである。』という名言もあるように、心の波長合わせも中身も両方がともなったコミュニケーションが大切である。」
★にすけくんは、個別の受験コース課題の送付をお待ちください。それに添って事前準備をお願いします。
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質問はいつでもお寄せください。
きら