一段落
・お母さんが作るオムライス
・誕生日には私のリクエストで絶対にオムライスを食べる
・玉ねぎが少ない（お母さんは玉ねぎが大嫌い）

二段落
・初めて食べたときはまるで電撃が走ったかのように感激した
・光り輝く卵の黄色に、真っ赤なトマトをそのまんま絞ったようなケチャップ
・毎回ケチャップを広げるかそのままきれいな状態で食べるかを悩むけれど、結局全体に広げてしまう（それがいちばんおいしい）

三段落
・お母さんが一番好きな食べ物は、もんじゃ（田舎育ちだからしょっちゅう食べていったけれど、今は家のそばにもんじゃやさんがないから悲しいと言っていた）
・お母さんの好きなもんじゃの味は、明太チーズもんじゃに、ベビースターラーメンのトッピングをしたもの
・小さいころからもんじゃを食べていたから大好き

四段落
・卵という名の扉を開いたとたん、淡い赤色のケチャップライスとこんがり焼き色のついた一口サイズのチキンが飛び出してきた
・オムライスが出てきたとたん、心の中で叫んでガッツポーズをとった
・心行くまでおかわりをして、もうおなか一杯なはずなのに、名残惜しさを感じながら静かにシンクへお皿を持って行った。そして、お母さんに
「またつくってね」といった