元の記事:2月3週の課題 (1124字)
はらこ harako 2025/02/17 11:54:46 44826
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水曜日クラスのみなさん、こんにちは。
今週は2月3週の課題です。
◆たいせいくん
蚊の話の感想文です。血を吸うのはメスが卵を産むため、蚊の羽音は仲間に自分の場所を知らせるためなど、蚊の秘密がいろいろと書かれています。似た話は、蚊に刺されて困ったこと、夜中に蚊が気になって眠れなかった話などを書いてください。おうちの方にもインタビューしてみましょう。人間から見れば害虫ですが、蚊から人間を見ればおいしいエサにうつるのでしょう。季節外れで書きにくいかもしれませんが、夏の出来事を思い出してみてください。
◆あゆむくん
「島に住む動物と大陸」の感想文です。島ではゾウは小さくなり、ネズミは大きくなるという法則があるそうです。日本も島国ですから、野生動物はせいぜい大きくてもシカやクマぐらい。反対に、大陸ではゾウやキリンのように大型動物が住める環境にあります。動物の似た話は書きにくいかもしれませんが、身近なところでは、大きな集団になると「上には上がいるなぁ」と思ったことはありませんか。クラスの中では1番でも、学年にはもっとすごい子がいる。大きな大会に参加すると、すごい選手がいたので驚いたという経験などが書けそうです。
◆ゆうじんくん、みおさん
「ヨーロッパにおけるリンゴの」の感想文です。日本人の過剰な美意識について考えます。一般的なスーパーで販売されている野菜や果物は、虫食いがなく色艶もよいものばかり。見た目優先の消費者に買ってもらうために、やむなく生産者は農薬を使って野菜を作っているという実情もあるようです。外見より中身が大事だと感じたこと、包装が過剰でもったいないと思ったこと、身なりが立派だけど心が残念な人(笑)などを実例に書くといいですね。日本人は「わび・さび」を味わえる感性を持っているので、質素な美しさを大切にする美意識を取り戻すことも必要かもしれません。
◆あかりさん
「科学は記述から始まる」の意見文です。実体があるから言葉が生まれるのでなく、言葉がつけられるからその実体があるように見えてくるという話です。たとえば、フランス語ではチョウとガは同じくくりで、どちらも「パピヨン」と言います。英語では兄も弟も「brother」であり、あまり区別をしないようです。日本では「チョウ」「ガ」という言葉があるので、ひらひらと飛んでいる姿を見つけて「あっ、チョウだ」「うえっ、ガがいる!」と認識します。「家を継ぐ」という文化がある日本なので、兄や弟という区別が必要なのかもしれません。言葉があることで世界の認識が豊かになる反面、言葉によってその言葉で表されたもの以外は見えなくなる可能性もあります。言葉を厳密に使うことについて考えてみましょう。