元の記事:3月3週の作文の書き方です (1300字)
きら kira 2025/03/15 13:46:00 46067
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水曜19時の作文クラスのみなさまへ
お世話になっております。進級テストはみなさんの頑張りで全員進級となりました。4月からはひとつ上の級で頑張りましょう。終業式、卒業式と、うれしい行事も続きますね。
つぎの、第三週の作文で今の級の締めくくりになります。作文は、文章を読んで考え、対話して構成を考えるまでがいちばん重要な学習です。
準備をよろしくお願いいたします。
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【ベニバナ】本当のことと虚実を織り交ぜて述べる、面白い文章です。
★1200文字
〇まず、要約です。
「「ものの気」と書いて、これは「もの」が漂わせているかに見える「気配」のことである。」「ここで言う「もったい」も、そうした「もののけ」の亜種にほかならない。そしてそれがつくと、我々はその「もの」を、むしょうに捨てたくなる。」「従って逆に、それのついていないものを見ると、むしょうに拾いたくなる。」「かくて、流通経済は円滑に機能し、生活は潤い、我々は満足している。「もったい」である。妖怪もったいの養育と、専門家たちによるその見事な操作によって我々は「捨てるために手に入れる」という、生物学的には希有(けう)の性向を身につけ、「消費を上回る生産」という、あり得べからざる事態を楽々とこなしているのだ。」
〇「もったいない」という言葉をつかって、もののけのコントロールで経済が潤滑になっているという、とんでもないが面白い文章です。
そこから導かれる二つの意見は「もったいないの方。もっとモノを大切にするべきだ。」と「もったいがつくの方。経済を発展させるためには、古いモノを捨て新しいモノに置き換える新陳代謝も必要だ。」の二つになります。
●二段落目は導かれる一つ目の意見 意見Aをあげます。
★ 複数の意見一
「もっとモノを大切にするべきだ。」
◎ 体験実例
今では、便利さを追求して使い捨てのものが増えています。そんななかで、最後まで物を使い切ることはエコロジーにもつながりますね。
●第三段落は、意見Aとは両極の立場の意見Bをあげます。
「しかし、、経済を発展させるためには、古いモノを捨て新しいモノに置き換える新陳代謝も必要だ。」
★昔話実例 社会実例を昔話や童話の引用として書いていく練習です。
(例)「わらしべ長者」では、次々と必要な物に交換することで、最終的に幸せを手に入れることができました。
●第四段落 ★ 総合化の主題
まず、意見A,Bの両方に賛同します。
「確かに、モノを大切にすることも、経済発展のためにモノの新陳代謝を進めることもどちらも大事だ。」
「しかし、」と展開し、名言を引用したあと★ 名言の引用、意見Cです。
「しかし、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という名言もあるように、一番大切なのは心豊かに自分の満足する生活を送ることである。」
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よろしくお願いいたします。
きら