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12月1週は作文の進級テストです。 (2597字)
きら kira 2024/11/28 21:22:56 41500
月曜19時の作文クラスのみなさまへ
お世話になっております。
12月は今の課題の最終月となりますので、1週目の作文は進級テストとなります。
目標字数まで書けて、作文の四つの工夫★が入っていれば合格となります。
みんなでチャレンジして全員合格を目指すものですから、いっしょにがんばりましょう。
12月1週の作文の書き方です。
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【ススキ】「ないしょの話」です。
★ 500字以上
★ 題名の工夫 題名の工夫は、話の中心がわかるように題名を工夫していく練習です。題名を「○○な○○」「○○の○○」「○○だった○○」という形になるようにしてみましょう。
●この作文を書いたら、せかっくのないしょがバレてしまいますが、こっそりとひみつにしていることを書いてみましょう。しかられるからないしょにしていることもあれば、とてもラッキーなことだからないしょにすることもあります。
★ 前の話聞いた話 お父さんお母さんにも聞いてみましょう。サプライズでどこかへ連れて行ってくれてうれしかったことはないでしょうか。
★ たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
★いろいろな言った みんなとてもじょうずに使うことができています。さらにバリエーションを増やしましょう。
★ 自分だけが思ったこと ほかの人が思わないような思ったことを書く練習です。
だれかをよろこばせるないしょを計画して、わくわくしたいですね。
【ヌルデ】「おいしかったことまずかったこと」です。書き出しをくふうしましょう。
★ 800字以上
◎ 書き出しのくふうをしてみましょう。セリフでもいいし、目の前の料理の描写でもいいですね。
◎体験実例
とてもおいしいものに出会った時のことは、よくおぼえていると思います。いつ、どこで、だれと食べたのか思い出して、おいしさを表現しましょう。反対に、期待したのにまずかったということもあるでしょう。
★前の話、聞いた話
お父さんやお母さんにも取材してみましょう。
★たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
たとえの表現を使って、グルメレポータのように書いてみてください。
★ことわざの引用
できれば、わかったことをまとめる段落でつかってみたいですね。「食わずぎらい」がいちばん損かもしれません。
★ わかったこと
最後に、食べ物との出会いで「わかった」でまとめましょう。
★書き出しの結び
わかったことのまとめの後は書き出しにもどって結びます。
【フジ】
「朝寝坊」です。毎日朝しっかり起きられる人も、これまでに何回かは寝坊してどっきりしたことがありませんか。
★ 1000字以上
◎ 書き出しをくふうしましょう。あとで、書き出しの結びをするために、印象的な場面で書き出します。
◎ 体験実例
朝寝坊してあわててしたくして学校へ行って、間に合ったとしても一日中調子が出ません。反対に、朝にゆとりがあると、一日の時間を自分が決めているような感覚になれます。
★前の話聞いた話 作文で話題の転換をする練習です。
お父さんお母さんにも取材しましょう。ニュースで見たり聞いたりした話題もいいですね。朝活といって、早起きした時間をうまく使う人も多いようです。
★ たとえ 「まるで……のよう」「まるで……みたい」
★ことわざの引用
早起きは三文の徳ということわざを実感する人は多いでしょう。
★ 一般化の主題 最後は、人間にとって朝の時間とは、とまとめましょう。
一日のスタートの朝は大切な時間ですね。
★書き出しの結び
もう一度、書き出しの場面にもどって締めくくります。
【ムベ】人間は生物のなかで優位に立ったために緊張感なくだらだらと生きているのではないかという文章です。
★ 1000字以上
まず要約です。「人は二足歩行で手を解放し、その手に道具を扱う役割を持たせ、それを発達した大脳で制御するという方法によって、急速に強い優勢な動物になった。」「強くなったために狩る立場に立つことはあっても狩られる側にまわることはほとんどなくなった。」「動物の場合、われわれとは死の概念自体がずいぶん違うのではないかと思うのだ。」「 動物は愚かだから悩みがないと言うのは間違いだ。動物たちはお互いに大きな知恵を共有することで個体のエゴを制限し、そこにちゃんと安心立命を見出している。」「近代の宗教がまことしやかに語るやすらかな最期や大往生の準備とは、実は失われた野生動物と狩猟民族の精神の回復ということではないのか。」
★是非の主題 そこから「野生動物のように、死を意識して生きることは大切だと思う。」という主題をあげます。
●第二段落は 「第一の理由は」と書き出して、まず理由を表すまとまった一文を置きます。
★ 複数の理由一
「第一の理由は、死のような締め切りがあるからこそ物事に一生懸命に取り組むことができるからだ。」そのあと自分の体験例などを具体的に。
◎ 体験実例
ふだんはマイペースでのんびりしていても、締め切りがせまると別人のように頑張れるということがあります。勉強も、部活動も、お稽古事もそうですね。
●第三段落は「第二の理由は、締め切りを意識していると、計画性のある主体的な人生を歩むことができるからだ。」
人生100年の時代になったそうですが、充実させたいですね。
★データ実例・長文実例 数字や固有名詞がわかるようなデータを入れて説得力のある文章を書く練習です。
日本人の平均寿命が長いというデータや、仕事のやりがいの調査など、いろいろ使えそうです。
●第四段落
★ 反対意見への理解「確かに、死を克服しようとして人間の文化は進歩してきた。」と反対意見に理解をしめします。
つぎに「しかし」と展開して、
★ 名言の引用 最後の主題の前に
「〇〇〇という名言があるように」と引用します。
しかし、「『限られた人生で、大事なことは、「何をするか」ではなく「何をしないか」である。』という言葉があるように、締め切りを意識するからこそ有意義な人生を送ることができるのだ。」
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質問はいつでもどうぞ。
よろしくお願いいたします。
きら