元の記事:3/7 俊廷 作文メモ (1156字)
JT aetasi 2025/03/07 18:50:34 45659
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書き出し
第1段落 はじめて自転車に乗った話
―幼稚園の頃、初めて自転車を買ってもらった。それまでは、キッキングバイクに乗ったり、お母さんの自転車の後ろにのっていたけど、もう幼稚園生になったからと、おじいちゃんが自転車屋さんに連れていってくれた。
お店のおじさんが「これは一番最新のモデルですよ」と黄色い自転車をおすすめしてくれた。
―ぼくは自転車を見たら「ほんとうにこんな二つの車輪だけで走れるのかな」と不思議に思った。そこで、まずは補助輪をつけることになった。
補助輪は、まるで大きな石がころがってくるようにガラガラガラガラと音をたてた。ぼくは走るたびに、ちょっとうるさいなと感じた。
―年長になったころ、お母さんが補助輪をはずして乗ってみようと提案した。家のマンションの中庭で、練習を始めた。お母さんが「ねずみみたいに、ちょこちょこ足を速く動かすのよ」と教えてくれた。ぼくは思いっきりペダルをこいでみた。でも、すぐに倒れてしまった。
つぎはもっと速くたくさんペダルをこぐと、少しだけスーっとすすんだ。だけど、やっぱり転んだ。13回目に、やっと倒れずに乗れるようになった。
―ぼくは、わーい、やった!と思ったけれど、すぐに「できるようになっていいのかな」ととまどった。なぜなら、まるで最後にお楽しみをとっておかずに、すぐにやってしまったような気持ちになったからだ。
自転車にのるには、もっと時間がかかると思っていたから、想像していたより早くゴールをしてしまったみたいだ。
第2段落
お母さんが台湾に来て間もない時の話を教えてくれた。お母さんは中国語が上手でなかったので、お店で買い物したり注文することが大変だったそうだ。
初めてカフェで注文した時のことです。大好きなカフェラテを注文しようとすると、頭の中で中国語がでてきているのに、モゴモゴ言ってしまい、店員さんに「えっ?何ですか?」と聞き返された。
お母さんは、さらに緊張してしまい、最後は指さしで注文することにした。次に注文する時は、何度も中国語のフレーズを練習して、何とか注文することができたそうだ。初めて中国語でたのんだカフェラテはとってもおいしかったと言っていた。
―ぼくは、お母さんの話を聞いて、絵本の「はじめてのおつかい」を思い出した。主人公の女の子が、初めておつかいに挑戦する話です。主人公の女の子は、声が小さかったり車の音にかきけされたりして、なかなか注文をすることができなかった。最後にやっと勇気を出して大きな声で注文ができると、ほっとして泣いてしまったのだ。
―ぼくも初めてのことには緊張するけど、一回で成功できるように、あらかじめもっと練習したり、準備したりすると思う。
第3段落
初めて挑戦することは、簡単にできるより、難しい方が、できた時はもっとうれしくなる。
結び