元の記事:3月2週の作文の書き方です (2671字)
きら kira 2025/03/08 20:42:01 45723
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水曜17時の作文クラスのみなさまへ
お世話になっております。私は健康維持のため、週に二回くらいスポーツセンターに通って泳いでいます。そのスポセンの入り口には左右に桜の木があり、どうやら少し早咲きの品種のようで毎年いち早く咲くのです。今日泳ぎに行くと二輪咲いていました。寒風の中けなげです。
サクラサクは、合格を意味しますが、これは1950年代に地方から受験した生徒に合否を知らせるために早稲田大学が始めた電報からきているそうです。当時は大学によって文言がちがったとか。今やインターネット社会ですから電報も電話も過去の産物ですね。サクラサクは、門出の祝福です。
2週目の構想をお願いします。
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【ネコヤナギ】
1000字以上
〇まず、要約です。文末は常体に。
「創造はあまりにも謎めいているので「天才」にだけできることとかたづけてしまいがちです。しかし、天才だから創造できたといってしまうと、「創造」を説明したことにならないでしょう。」「ただし、それまであったままだと、創造にはならないので、それまであったものをいろいろ組みあわせて、そのできたいくつもの新しい組みあわせの中から、美しいもの、心にうったえるもの、正しく自然を説明できるものをえらびだし、世の中の人達がその価値をみとめたものが創造です。」「このような脳の働きを役だて、創造のために「こころみ」をつみかさねないのは、まったく人間らしくないことになります。」
創造とは、いろいろなことを試みることから生まれるという文章です。
●似た話ではまず、自分が試行錯誤してなにかをつくりあげたことを考えてみましょう。
リンゴジュースと牛乳をまぜてのんだらおいしかったというようなチャレンジもいいですね。ゲームの攻略もたのしそう。
★たとえ
「まるで〇〇のような」をつかってみましょう。
★ 前の話聞いた話
お父さんお母さんの、試行錯誤の体験も聞いて書いてみましょう。
★ ことわざの引用
ぴったりなことわざがあれば引用しましょう。「失敗は成功の元」など。
★ わかったこと
まとめは、「わかった」を使ってまとめます。自分の力で最後までやってみることは大事なことですね。
【ヘチマ】昔話とはどのような存在かについて述べた文章です。
●まず要約です。「端的にいって、私たちは、お話を文学――文学のうちでも、文字によらず、声によって伝達される文学――と考えています。」「さて、ではそういう作品をどこに求めるかということになりますと、具体的には昔話と創作(主として子ども向きの短編)ということになります。そして、語るという点からいえば、このうち、とくに昔話が重要になってきます。」「昔話の中には、単に語ることから生じた表現の形式や民衆の文学であることからくる内容の普遍性ということだけでなく、何かもっと大きな力がかくされているような気がしてなりません。」「昔話は、たえずそこに自分をうるおしにかえっていかなければならない泉のようなものだと思います。」
〇文末は常体にそろえます。
●小さいころに出会う「昔話」は大切なことをわかりやすく教えてくれます。
自分が出会って何かを学んだ昔話のことを書いてみましょう。たとえば、「うさぎとかめ」を読んで、コツコツとがんばろうと思った。「ももたろう」を知って、みんなのためにがんばるのはいいことだと思った。など。
★たとえ
「まるで〇〇のような」をつかってみましょう。
★ 前の話聞いた話
お父さんお母さんの印象にのこった昔話も聞いてみましょう。
私は、お祖母ちゃんがお話してくれた「舌切り雀」が妙におそろしく心に残っています。
★ 一般化の主題
まとめは「人間にとって」を使って自分だけにならない一般化したまとめにします。
昔話は、大切に継承したい文化ですね。生き方の知恵をわかりやすく伝えてくれるものだからです。
【メギ】感想文です。
1200字以上
●まず、要約をします。「日本人が、淡泊であるかわりに持続力に欠けていると言われるのも、生活感覚に左右されているところがすくなくないのではあるまいか。」「こういう傾向が言語に影響しないはずはない。こまかいことは省略してしまう。それがわからぬのは野暮だとして相手にしない。」「そういう淡泊好みの通人たちが考えだした詩型が和歌であり俳句であって、短いことでは世界に類がすくない。」「「言ひおほせて何かある」……そう芭蕉は言っている。完結した表現、整いすぎた言葉は詩にならないことを、これほど端的にのべたものはすくない。」
〇俳句や短歌を成り立たせているように、日本ではくどくどと説明するより相手に解釈を任せるようなコミュニケーションをとります。という意見をあげて、理由を考えます。
★是非の主題 そこから「「理屈ではなく直感に訴えようとする日本的なコミュニケーションの取り方はよいと思う。」
★ 複数の理由一
「第一の理由は」と書き出して、まず理由を表すまとまった一文を置きます。
「第一の理由は、相手の言いたいことを読み取ろうとすることで思いやりの心が育つからだ。」
◎ 体験実例
家族や友人は、何も語らなくても気持ちをくみとってくれます。そっとしておいてほしい時にはありがたいですね。
●第三段落は「第二の理由は、短い言葉から想像を広げることで感受性が豊かになるからだ。」
日本ならではの、あうんの呼吸のような解釈があります。
★データ実例・長文実例 数字や固有名詞がわかるようなデータを入れて説得力のある文章を書く練習です。
CMのキャッチコピーは短いセンテンスですが、効果は絶大です。だからかなりの資本を投入するのですね。
●第四段落
★ 反対意見への理解「確かに物事を論理的に伝えることも大切だ。」と反対意見に理解をしめします。
つぎに「しかし」と展開して、
★ 名言の引用 最後の主題の前に
「〇〇〇という名言があるように」と引用します。
しかし、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という名言もあるように、、短い言葉で理解しあう日本的なコミュニケーションの取り方はよいと思う。」
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よろしくお願いいたします。質問はいつでもどうぞ。
きら