本当の国語力は、作文の勉強でつく

国語力をつけるなら、作文の勉強から

 本当の国語力は、作文の勉強の中でつきます。
 国語の力は、国語の問題集をいくら解いてもつきません。
 できたところは、やらなくてもできたところで、できなかったところは、今後もできないところだからです。
 最も確実に国語力がつく方法は、問題集レベルのやや難しい文章を繰り返し読むことです。
 その長文の音読を毎日する習慣がつくのが、言葉の森の長文の音読です。
 特に、小学校中学年からは、その長文をもとにした感想文を書くので、読み取る力がさらに深まるのです。


これからの国語力は、読解力だけでなく記述力、作文力

 これからの国語力は、読解力だけでなく、記述力や作文力が重視されるようになります。
 入試の基準とされることの多い東大の国語の問題は、選択問題が1問もなく、すべて記述問題です。
 読解の問題は、ある程度コツがわかると、みんながいい点数を取れるようになります。
 しかし、記述力は、すぐには身につきません。
 作文力をつけるのには、もっと時間がかかります。
 そのため、現在の入試は、読解力だけでなく、記述力、作文力が重視されるようになっているのです。


毎月の読解検定で、読解問題の解き方のコツが身につく

 言葉の森では毎月、小1から高3を対象にした読解検定を行っています。
 この読解検定で、読解問題の解き方のコツが身につきます。
 高校生の読解問題は、センター試験と同程度のレベルです。
 読解問題の解き方のコツは、代表である中根が著した本に詳しく載っています。

「小学生のための読解・作文力がしっかり身につく本」(かんき出版)
 
(この本を読むと、読解問題の解き方のコツがわかりますが、小学生が独力で読むのは難しいので、必ず保護者の方が一緒に読んであげてください。この本は、高校生になっても使えます。)


読書力は、自然につけるもの――毎週の読書紹介でジャンルが広がる

 読書力は、自然につけるものです。
 読書の力は、読書教室のようなところに行ってもつきません。
 最も確実に読書力がつく方法は、友達との読書紹介の交流で、自分の読んだ本をみんなの前で発表することです。
 友達との読書の交流の中で、読書の習慣がつき、読書のジャンルが広がります。
 毎週の読書紹介は、言葉の森のオンラインクラスの作文の授業の最初の時間に行っています。


作文の勉強の中で、長文を読む習慣ができ、読む力がつく

 作文の勉強の中で、長文を読む習慣がつき、読む力がつきます。
 言葉の森の作文指導は、小学1、2年生は自由な課題で、小学3年生から身近な話題の感想文が始まり、小学5年生から本格的な説明文の感想文になります。
 小学5年生以上の感想文のもとになる長文は、中学入試問題レベルの説明文なので、感想文を書く過程で難しい説明文を読み取る力がつきます。
 毎日の長文音読や暗唱練習で、難しい文章を読む力がついてきます。
 言葉の森では、独自の暗唱検定を行い、既に30分以上の暗唱ができる子が何人もいます。


作文の準備で、親子の対話が増え語彙力が豊かになる

 作文の準備をする中で、親子の対話が増え、語彙力が豊かになります。
 言葉の森では、毎週の作文の準備として、似た話を家族に取材するための予習シートを用意しています。
 作文を通して、お父さんやお母さんと話をすると、自然に聞く力や話す力や語彙の力がついてきます。
 特に、小学5、6年生になると、「私の長所短所」や「チームワーク」などのやや抽象的な作文になるので、更に高度な語彙が必要になってきます。
 家族と話をする中で、自然に語彙力が豊かになっていくのです。


言葉の森の読解指導と作文指導は、小1から高3まで

 言葉の森の読解指導と作文指導は、小1から高3までの小中高一貫指導です。
 今は小学生の子も、やがて、中学生、高校生になります。
 場合によっては、大学入試で小論文を使うこともあるでしょう。
 言葉の森には、小1から高3まで、同じ先生のもとで作文の学習をしてきた子が何人もいます。
 そういう先のことまで視野に入れた作文の勉強が、小学生のころからできるのです。


言葉の森は、子供たちの生活と勉強を熟知した指導

 子供たちに勉強を教えるには、その発達過程をよく知っている必要があります。
 言葉の森は、長年の経験を生かし、子供たちの成長段階をふまえた指導を行っています。
 小学1年生には1年生なりの重点があり、小学6年生には6年生なりの、中学生には中学生なりの、高校生には高校生なりの重点があります。
 この学年ごとの重点を把握しているからこそ、無理のない学習指導ができます。
 小学生の生活と勉強に関しては、言葉の森の代表中根が次の本を出しています。

「小学校最初の3年間で本当にさせたい『勉強』」(すばる舎)
 

「小学校最後の3年間で本当に教えたいこと、させておきたいこと」(すばる舎)
 

小学1年生から高校3年生まで、学年別国語作文の学習のポイント

 小学1年生の秋は、作文の勉強を始めるのに最適な時期です。
 まだ文章を十分には書けない時期だからこそ、この時期から始める音読、読書、親子の対話、毎週の作文という勉強の習慣が確実に身につきます。
 小学2年生は、1年生のときよりも、書く文章がしっかりしてきます。この時期には、作文と合わせて暗唱の学習も順調に進みます。親の言うことを素直に聞く時期ですから、この時期にたっぷり褒めていくことが大事です。
 小学3、4年生は、最も小学生らしい生活作文が書ける時期です。この時期は、多くの子が作文コンクールに入選するような作文を書けるようになります。
 小学5、6年生は、それまでの生活作文から、考える作文に切り替わる時期です。
 課題が難しくなるので、お父さんやお母さんとの対話が、一層重要になってきます。
 中学生は、意見文を書く時期です。生徒本人が自覚して勉強する時期なので、国語の読解力も着実に伸びていきます。
 高校生は、意見文よりも抽象度が高く、また社会性のある論説文を書く時期です。この時期に書いたことや考えたことは、その後の人生のバックボーンとなります。

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