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3月保護者懇談会資料 as/5027.html
森川林 2024/03/22 07:50 

明け方、えさを待つスズメたち



 3月4週は、オンラインクラスのそれぞれの授業の後半に保護者懇談会があります。
 ご質問などがありましたら、ご自由に担当の先生にお聞きください。
 担当の先生が短時間で答えにくいご質問の場合は、言葉の森事務局からお返事を差し上げます。

●中学生以上の生徒は、Gmailのメールアドレスを取得し、ChatGPTとZOOMのアカウントを取ることをおすすめします

 13歳以上は、Gmailのアカウントが取得できます。
 プロバイダのメールアドレスでは、将来変更する可能性があります。クラウド上のアドレスを取得しておく方が継続できます。
 スマホのアドレスではなく、PCでのアドレスを取得しておけば、応用範囲が広くなります。

●ChatGPTのアカウントをどう使うか

 ChatGPTは、学習に利用できます。(無料)
 特に、英語の学習には使えます。
 数学については、あまり使えません。論理で説明するのではなく、確率で説明しているからです。
 国語、理科、社会の知識を深めるには役立ちます。
 同じ理由で、創造発表の研究を進める際には、かなり利用できます。
 子供が個性的な質問をした場合、親が一緒にChatGPTで聞いてみることをすれば、親子の楽しい知的な対話ができます。
 作文を書くときの調べたデータなどにも利用できます。
 パソコンで書いた作文の修正を頼むこともできます。
 プログラミングがうまく動かない場合など、原因を見つけてくれることができます。
 これから、IT技術は更に進化します。早めに新しい技術に慣れておくことが大事です。

●ZOOMはどう使うか

 これからの学習は、知識の吸収と再現的なものよりも、創造と思考と表現的なものに重点が移っていきます。
 ZOOMのレコーディング機能を使えば、自分の学習の発表を動画でできるようになります。(無料)
 自分で作った動画(10分以内)を発表室に入れることができます。
 将来、総合選抜入試などで、自分の実績をアピールする場合、それまでに作った動画を紹介することができます。
 プレゼンテーションに慣れ、プレゼンテーション力が身につきます。

●作文学習の上達度は、字数と森リン点を目安に、

 作文の勉強が進んでいるかどうかは、字数の推移を見るとわかります。
https://www.mori7.com/oka/sk_tenn.php
 学年の200倍が目標です。
 小1は200字、小2は400字、……、小6以上は1200字が書けていれば、実力は十分にあると考えてください。

 字数が目標を達成している場合は、森リン点を目安にしてください。
https://mori7.com/moririn/moririn_rank.php

 森リンベスト
https://www.mori7.com/moririn/mori_best.php

 小学5年生以上は、できるだけパソコンで作文を入力してください。
 受験作文がある場合は、半年前から手書きに戻せば間に合います。

●知識の詰め込みの時代から、個性と思考力と創造力の時代へ

 大学入試が、大きく変わりつつあります。
 知識中心の入試から、総合選抜型の入試に移行しているからです。
 中学入試、高校入試は、まだ遅れているので、知識中心の入試が主流ですが、大学入試以降は、かなり変わります。
 総合選抜は全大学の50%以上、東北大学では次年度から100%総合選抜入試に。
 高校生時代に、自分の得意分野を伸ばすために、高校では、科学部、生物部、地学部など知的なサークル活動に所属して好きな研究を深めるということも考えていいと思います。

●小学校低学年の子供は勉強よりも、読書と対話と遊び。親がコントールしすぎないことが大事

 言葉の森に小学校低学年で参加する子は、優秀な子が多いです。
 そういう子を見ると、親はつい勉強に力を入れたくなりますが、低学年の時期は勉強よりも、読書と対話と遊びに力を入れることが大事です。
 その理由は、勉強は成績はよくするが頭をよくしないからです。
 頭をよくするのは、読書と親子の知的な対話と自由な遊びです。
 また、小学2年生までに、親がコントロールしすぎた子は、小学4年生ごろから親の言うことに反発するようになります。
 低学年のころは、親の言うことを素直に聞きますが、そのころからできるだけ子供の自主性を尊重するようにしていくことが大事です。

●中学生の学校の成績は、勉強時間に比例する

 中学生の勉強は、難しいものではありません。
 学校の先生によっては、わざと難しい問題を出す人もいますが、教科書に載っている基本を全部マスターしておけば、学力面では何も心配は要りません。
 中学生の成績を左右するのは、単に勉強時間が長いかどうかだけです。
 平日の勉強時間1.5時間、土日の勉強時間2.5時間。定期テストの2週間前からは、平日3.5時間、土日8時間と目標にして、全教科少なくとも80点以上取ることを目指してください。
 しかし、頭をよくするのは勉強ではなく、読書です。
 将来のことを考えて、テスト対策期間以外は、説明文の読書を中心に毎日50ページ以上を目標に読書を続けていきましょう。

●高校生は、総合選抜入試を念頭に置き、自分の個性を学問的に伸ばす時間を

 これからの大学入試は、総合選抜が主流になります。
 成績を上げるだけでなく、自分の個性を学問的に伸ばす時間を作っていきましょう。
 個性を学問的に伸ばすのは、ひとりでは難しいので、サークル活動に入るか、ChatGPTを利用するかしていきましょう。
 ネットをフルに活用すれば、海外のサイトとも交流できるようになります。
 そして、大学入学を勉強のゴールにするのではなく、そのあと社会でどう活躍するか、自分なりのベンチャービジネスをどう立ち上げるかなどを考えながら、勉強を進めていきましょう。

●勉強の基本は家庭学習

 勉強は、塾に行くとか、誰かに教えてもらうとかではなく、家庭でしっかりやっていくことが基本です。
 今は、いい参考書も問題週もそろっています。人に教えてもらう必要はありません。
 ただし、たまに質問をしたいことがあったり、ひとりではやる気を持続しにくいことがあったりすることを考え、基礎学力クラス、総合学力クラス、全科学力クラスを作りました。
 また、作文については、ひとりでは自分自身の評価がわからないので、人に教えてもらう必要があります。
 ほとんどの勉強は、他人に頼るのではなく、自分の力でやれると考えておくことが大事です。
 そして、空いた時間を自分の個性を伸ばすために使うのです。

●これからの世界は激動の時代に

 これからの世界は大きく変わります。
 テレビや新聞を見ているだけでは、世の中の本質的な変化はわかりません。
 最もあてになるのは、書籍です。
 自分の関心のあるテーマについて、アマゾンなどで検索し、関連する本を読んでいくことが大事です。
 YouTubeやSNSは、自分のそれまでの閲覧履歴に合わせて情報が表示されるので、かえって考えが偏る可能性があります。
 本を読んで、信頼できると思った人のYouTubeやSNSを見ることが、役に立つと思います。


 低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
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コメント欄

森川林 2024年3月22日 16時55分  
 いろいろ盛りだくさんの内容ですが、いちばんのポイントは、中学生以上の生徒は、Gmailを取得して、ChatGPTのアカウントとZOOMのアカウントを作ろうということです。もう一つは、小5以上の生徒は、パソコンで作文を書き、森リン点を目標にしようということです。

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●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
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●小1からの作文で親子の対話
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●小学1年生の作文

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●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
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●子や孫に教えられる作文講師資格
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●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
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●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
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