読書を全然していないように見える子供のお母さんに、
「 家庭で毎日10ページでいいから本を読むようにしてください」
というときがあります。
すると、こういう対応してしまう人も多いのです。
「ほら、聞いた。ちゃんと本を読まなきゃだめなんだって。言ってるでしょ」
それは、子供の問題ではなく、お母さんの問題なのです。
自分以外の他の人のせいにしているうちは、物事は進みません。
これは、子供が勉強するときも、大人が仕事をするときも同じです。
読書について言葉の森が今進めているのは、寺子屋オンエアで家庭学習と読書を兼ねて行うことです。
先生や友達といる中では、子供は自然に読書ができます。
1時間の枠の勉強時間ですから、あまった時間は自然に読書になります。
先生が電話をする時間まで、どの子も(もちろん、普段本を読まなかった子も)黙々と読書をしているのを見ると、結局読む環境を作れば誰でも本を読むようになるということだと思います。
そして、読むことに慣れて、読む力がついてくれば、自然に読書が好きになるのです。
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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人間は弱いので、うまく行かないことがあると、つい人のせいにいしたくなります。
人の代わりに、マスコミや政治のせいにすることもあります。
しかし、すべての問題は自分の問題として対処していかなければならないのです。
特に、子供の教育については、親が第一の当事者です。
問題があったら、答えはどこか別のところにあるのではなく、問題自身の中にあるのです。
強すぎる親も問題ですが、弱すぎる親も問題です。
いちばんいいのはバランスが取れていることですが、一人ではそれは難しいので、父母の役割分担になります。
古い家庭観かもしれませんが、私は、父親は頑固で融通がきかないぐらいでちょうどよく、母親は無条件に優しいぐらいちょうどよいのではないかと思います。
子供は、そのギャップで成長するのです。
なぜ、こういうことを書いたかというと、読書ができない子に読書をさせるには、最初はある程度の強制が必要だからです。
どんな子も、短い時間でいいので毎日読書をさせれば、必ず本を読む習慣がつくからです。
お母さんもいっしょに読書できるといいですね。
読書をしない子供に読書をさせるには、親の強制と読書が捗るような環境が必要ですね。でも、一度軌道に乗れば自然に本を読むようになると思います。もともと読書は楽しいもののはずなので。
プレジデントファミリー2016[秋]号より、
東大生が小学生の頃読んで、面白かった本は、下記の通りだそうです。
<男子>
1位かいけつゾロリシリーズ
2位ハリーポッターシリーズ
3位ダレン・シャンシリーズ
4位デルトラ・クエストシリーズ
5位ズッコケ三人組シリーズ
6位三国志
6位星新一の本
8位エルマーのぼうけん
9位バッテリー
<女子>
1位ハリーポッターシリーズ
2位黒魔女さんシリーズ
2位星新一の本
4位ダレン・シャンシリーズ
4位バッテリー
4位シャーロック・ホームズ
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