△図は「科学のふしぎな話365」(日本科学未来館監修)より
「タイの中にタイがいる」
マダイを食べると、その胸のところに小さなタイの形の骨があり、胸びれを支える役目を果たしています。
オメデタイが二重になるので、江戸時代から縁起物として大切にされてきたそうです。
知らなかった。
「世界最大の生き物はキノコ」
キノコの本体は菌糸で、太さは髪の毛の10分の1ぐらいしかありませんが、ずっと遠くまで広がっていて、キノコによっては数平方キロメートル、重さにすると数千トンになるそうです。
キノコを何回も繰り返し割くと、細い糸のようなものになります。これが菌糸のかたまりだそうです。
知らなかった。
「シャボン玉はどうしてできる」
水の泡がすぐに壊れるのは水の分子の表面張力が強いからで、そこに石けんを加えると、表面張力が弱くなるので泡が壊れにくくなります。
壊れにくいシャボン玉を作るコツは、PVA洗濯のりを入れて一晩寝かせておくのだそうです。
知らなかった。
身近にあるもので、科学的な話で、実際に確かめてみることができて、親子で一緒に楽しめる。
小学校3、4年生ぐらいまでは、勉強にかける時間を少し減らして、こういう半分遊びのような実験にかける時間を増やしていく方が、考える力のある子が育つのではないかと思います。
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頭で理解するだけでなく、実際に手を動かして確かめてみる。
そういう機会を増やしていくことが、子供たちの生きた思考力を育てます。
国語の勉強は、文学的な感性を育てるだけでなく、こういう科学的な思考力を育てる勉強でもあるのです。
「タイの中にタイがいる」を見て、今度、おめでたい日にタイを食べてみようと思いました。
おめでたい日……。何かあるかなあ。
……毎日がおめでたいと言えばそうも言えるが。
大人になっても、改めて知って驚くことがあります。遊びながら、おいしいものを食べながら、子どもと話したいですね。
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