世界的な数学者でも、計算ミスをすることがあります。
文章を仕事としている人でも、漢字をど忘れすることがあります。
計算と漢字の力は、人並みにあった方がいいものですが、それ以上のものではありません。
人工知能のロボットが、センター試験で偏差値57.8まで取れるようになりました。
これまで人間の学力と思われてきたかなりの部分が、機械でも代替できる学力だということがわかってきました。
すると、人間に残された真の学力とは何なのでしょうか。
それは、生きる希望や、未来へのビジョンや、新しいものを作り出す力、つまりまだ答えのないものを創造する力です。
その創造力の土台として、これまでの勉強と思われていたものがあるのです。
決してこれまでの勉強がゴールなのではありません。
これからの子育ては、この新しい価値観で子供を見ていくことから始まります。
しかし、その新しい価値観の教育は、まだ多くの人が模索中です。
私は、この新しい価値観の子育ては、作文を中心とした読書と対話と経験に結びついていると思っています。
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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将来の入学試験は、辞書持ち込み可、電卓持ち込み可、それよりもパソコン持ち込み可になると思います。
日常生活で、辞書や電卓やパソコンなしに仕事をしたり勉強をしたりすることはないからです。
人間の能力は、辞書や電卓になることではなく、それらを使うことです。
やがては入学試験そのものもなくなるかもしれませんが、当面試験が必要だとしたら、それらは作文と面接が中心になっていくと思います。
これからの勉強のゴールは、受験に合格することではなく、その先にあるものです。
それは、自分の個性を生かして、その分野で世界の第一人者になることです。
子育ても、こういう大きな枠組みで考えていく必要があります。
偏差値の輪切りの少しでも上に行こうなどという小さなことは考えないのです。
「人工知能のロボットが、センター試験で偏差値57.8まで取れるようになり」「これまで人間の学力と思われてきたかなりの部分が、機械でも代替できる学力だということがわかってき」た今、「人間に残された真の学力とは」また、人間とは何なのかという問いを根本的に問う必要がありそうですね。
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