今日は、短い話です。
トランプ大統領の就任式の演説の一文に、次のようなものがありました。
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What truly matters is not which party controls our government, but whether our government is controlled by the people.
本当に大事なのは、どちらの党が私たちの政府を統御しているかではなく、私たちの政府が国民の手によって統御されているかどうかだ。
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これがなぜ切れ味がよいかというと、言葉の森で、中高生の生徒に教えている「○○はAではなく、Bである」という輪郭のはっきりした表現が使われているからです。
そして、もうひとつは、言葉の森で、中学2年生の課題として勉強している「大事なことはAでもなく、Bでもなく、Cである」という、より高い次元でまとめる形の表現が使われているからです。
よく練られた文章には、このような光る表現がところどころに使われています。
作文の勉強をする人は、そういうよい表現という観点から文章を読んでみるといいと思います。
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こういう表現を意識せずに使えるようになったら本物ですね(笑)。
大統領や首相のスピーチというのは、マスメディアを通して聞くのではなく、直接自分で聞くことが大事です。(この場合は「読む」ですが)
内容のあることを言っていることが多いのです。
今回のトランプ大統領のスピーチと同じように、別の意味で、オバマ大統領のヒロシマのスピーチも感動的でした。
もちろん、安倍首相のハワイでのスピーチも素晴らしい内容でした。
何でも、マスコミの解釈を鵜呑みにせずに、直接自分の目で見ることが大事です。
学んでいる内容が、大統領スピーチなどで使われいると嬉しいですね。
よいスピーチを暗唱する、というのもとてもいい勉強になるのではないでしょうか。
よいスピーチを読む、というのも勉強になりそうですね。
「切れ味のよい表現」がいかに人を説得する力があるかということがわかります。
トランプ氏のスピーチにも王道が使われていたのですね。
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