江戸時代の寺子屋の様子を描いた絵を見ると、子供たちが思い思い自由気ままに手習いをしているように見えます。
しかし、この自主的な勉強スタイルで、当時の日本は世界最高の識字率を達成していました。(江戸時代の日本の識字率70~80%、同時代のヨーロッパ先進国の識字率20~30%)
この教育の普及度が、明治期に日本が短期間の近代化を成功させる要因となりました。
これからの日本に求められるのは、この必要以上に強制のない自主的な教育を新たに復活させることです。
そして、その教育を、現代のインターネット技術を利用して、親子、友達、先生との人間的な触れ合いの中で行っていくことです。
そのことによって、すべての子に十分な基礎学力をつけるとともに、その子の関心に応じた高度な学習を行う場を作ることができるのです。
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江戸時代というと、遅れていた時代のように考える人がいますが、それは明治政府が意図的に流した宣伝の影響です。
文化の面では、300年も続いた歴史の中で、よいものだけが残り洗練されていきました。
その文化の一つが教育です。
江戸時代の教育のいちばんの特徴は、子供が幸福に学び遊んでいたことです。
当時、日本を訪れていた外国人の多くが、そのことを驚きを持って書き留めています。
そして、その幸福な子供たちが、当時の世界最高水準の教育を受けていたのです。
これを新しいインターネット技術を使って現代に復活させたいと思っています。
江戸時代の寺子屋教育が、一見無秩序に見えるのは、その教育法に誰もが確信を持っていたからです。
だから、悪ふざけするような子供たちも、ある程度許容する余裕があったのです。
子供の成長は、昔も今も変わりません。
江戸時代の寺子屋教育のよい面を復活させることが、これからの教育の課題になると思います。
江戸時代は、何でもリサイクルをして、ゴミは出なかった時代ですね。江戸時代からは、学ぶことがたくさんありそうです。
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