自主学習クラスでは、国語問題集読書の50字感想を行っています。
最初は、50字ぴったりにまとめる練習です。
それができたら、次は、理由を書いてまとめる練習です。
そのあと、似た例を書いたり、たとえを書いたりする練習をして、最終的には考え方を対比させて書く練習をします。
記述問題のいちばんのポイントは、ある考えとある考えを対比させて書くことです。
例えば、「Aだと思う」と書くのではなく、「BではなくAだと思う」と書くことです。
この対比によって、輪郭のはっきりした記述ができるのです。
この問題集読書と50字感想は、家庭でもできますが、しかし親子でやるとうまく行かないことが多いと思います。
それは、親はどうしてもより深い書き方を要求してしまうので、まず子供が勉強を負担に感じるようになり、そのあとやがて、親がそういう勉強を続けることを負担に感じるようになるからです。
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記述問題の力をつけるためには、何しろ書く回数を増やすことです。
理屈で説明を聞いても、記述力を伸びません。
しかし、書く練習がなぜなかなかできなかというと、その書いたものを評価することが難しいからです。
そこで必要になるのが、事後評価ではなく、事前指導に力を入れることなのです。
この記述力をつける練習をしていると、長文を読むことによる読解力もついてきます。
50字感想練習は、文字数が長すぎず、なんとか50字ぴったりにまとめようと、頑張っています。
これは作文も同じです。
答えが決まっている勉強であれば、親も簡単に教えることができ、子供も素直にそれに従います。
しかし、答えの決まっていない勉強では、親は教える時間が取れないか、あるいは教える時間が取れる場合は注意中心の教え方になってしまうのです。
その結果、練習量が確保できなくなってきます。
記述や作文の練習で最も大事なのは、練習量を確保することですから、記述や作文は家庭では学年が上がるほど教えられなくなってくるのです。
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