人間が何かを得意になるきっかけは単純です。
自分のやったことが褒められたり感心されたりしたことがあったからです。
それをきっかけにして、そのことに時間をさくようになって、だんだんと得意になっていったのです。
能力というものの多くは、持って生まれた才能によってではなく、どれぐらい長く続けたかという時間によって形成されます。
苦手に見えることであっても、いつも褒めて、練習をさせ続けていれば、必ず上達していきます。
例えば、音読が下手な子であっても、何も直さずに、ただ、「読むのがだんだん上手になってきたね」と言っていれば、自然にその褒め方に合うように上手になっていきます。
大事なことは、褒めた結果がすぐに出るとは思わないことです。
▽参考記事
「作文の苦手は作られる」
https://www.mori7.com/index.php?e=2611
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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よくプロの優れた技術を持っている人に、上達の秘訣を聞くと、「ただ長い時間やっていたからです」という返事を聞くことがあります。
これは決して謙遜で言っているのではなく、たぶん本当にそうなのです。
持って生まれた才能は、かけた時間に比べれば二義的なものなのです。
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