作文力の基礎は、読書力です。
読書をしっかりしている子には、作文を書く力があります。
しかし、それは潜在的に書く力があるということで、作文は、実際に書いてみなければ字数やスピードの感覚がつかめません。
この作文を書く際の最も重要なことが事前の準備です。
書く過程と同じぐらい準備という過程が大切なのです。
準備とは、与えられた課題で何を書くか考え、両親など身近な人に取材して話をふくらませてくることです。
感想文の場合は、もとになる長文を読んで理解しておくというのも準備に入ります。
準備とは、作文を書くための材料集めといってもよいでしょう。
材料がそろっていれば、作文は半分書けたのと同じです。
作文を書く準備としての構造図を書く練習は、現在思考発表クラブで行っています。
最近思ったのは、ここで書く子供たちの構想図がもとても充実しているということです。
これは構想図をお互いに発表し合うので、自然によい内容のものを書こうと思うようになるからだと思います。
しかも、その見てくれる人が同じぐらいの学年の子で、いずれも好意的な目で見てくれるというところがいいのです。
作文も、人に見てもらうことよって上達しますが、構想図も人に見てもらうことによって上達すると思いました。
233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9
●言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9061
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作文は、ほかの勉強と違って○や×がつくものではありません。
だから、意欲的に書くかどうかということが上達の重要な条件になります。
書く練習を続けていれば、誰でも上達はするのですが、意欲がそれを加速する度合いがきわめて大きいのです。
その意欲を持てるかどうかは、その子の書いた作文を好意的に見てくれる人がいるかどうかということに左右されます。
最近思ったのは、作文を書く前の準備の段階でも、人に見てもらうことができるということでした。
子供たちの読書紹介や構想図の発表会などを見ていて思うのは、どの子も優しいなあということです。
必ずと言っていいほど、ほかの子の発表のいいところを評価するような発言をしているのです。
みんな、素直に育っているのだと思います。
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