言葉の森での作文の勉強は、中学1年生から意見文の課題になります。
題名だけの課題のときもありますが、ほとんどは、高校入試問題レベルの説明文を読んで、それについていろいろな構成で自分の意見を書くという練習です。
小学6年生まで実例中心の作文を上手に書けていた生徒が、中学生の意見文になると意見の語彙力が伴わないために急に作文がうまく書けなくなることがあります。
しかし、それも毎週難しい長文を読む練習をすることによって、中学3年生になるころにはどの生徒も自分らしい意見文が書けるようになります。
小学6年生で受験が終わると、もう作文の勉強は必要ないとばかりにやめてしまう人もいますが、本当はこの中学生からの意見文で、本格的に小論文の練習を始めていくといいのです。
言葉の森には、中学生から作文の勉強を始める人ももちろんいます。
そういう人たちに共通する動機は、中学受験などの勉強で国語が苦手だったということがわかったので中学生から本格的に国語の勉強をやり直したいということです。
勉強を始める目的がはっきりしているので、中学生から新たに勉強を始める生徒は上達するのも早いという傾向があります。
小学6年生の人は、ちょうど今の時期はこれからの勉強をどのように進めていこうかと考えているところだと思います。
塾や部活で忙しくなる人もいると思いますが、できるだけ時間の都合をつけて意見文の勉強を続けていきましょう。
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作文の勉強というのは、やったことのある人ならわかると思いますが、実はかなり大変なのです。
中学生以上になると、まず気合いが入っていないと書けません。
次に、まともに書こうと思うと、すぐに1時間半ぐらいたってしまいます。
そして、その結果が学校のテストなどで生かされることはありません。
学校に作文の授業というようなものがないからです。
では、なぜ作文の勉強をするかというと、深く考える力をつけるためなのです。
だから、今中学生の生徒たちが大きくなって、大学生や社会人になったころに、自分が中学生時代に書いた作文を読み直してみると、その作文のレベルの高さに改めて驚くことが多いのです。
中学生は、まともに書こうと思うと、1200字の作文を1本仕上げるのに1時間半ぐらいかかります。
時間のないときは要約と感想だけでいいと言っても、なかなかそれでは納得しない子も多いのです。
そこで、今度は、忙しいときは音声入力でやっていいとしようかと思っています。
音声入力なら、1200字の作文は10分ちょっとです。あとで手直しをする時間入れても合計20分ほどです。
必要な機材は、ICレコーダーとパソコンだけですから、誰でも用意できると思います。
もちろん時間の取れるときは、手書きで書いていいのです。
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