むずかしい本 |
オナガ | の | 村 | の広場 |
慈子 | / | こち | 小6 |
娯楽としてのテレビと映画とは、大変よく似ている。見るほうが受け身で、 |
座っていれば画面のほうがこちらを適当に料理してくれる。新しい絵は分から |
ないという人がよくある。新しい絵と言うのは、抽象絵画の事だろう。よくわ |
からないと言うのは、その絵が本来、魚を描いたものか、女性を描いたのかわ |
からないと言う意味だろう。自分の分からない本はいっさい読まないと言うこ |
と、そうすれば、絶えず本をよみながら、どの本も分かることができる。 |
私は本がきらいだ。それは文字ばかりで読むのに大変だからだ。 |
それに比べて、映像文化は、見ているだけで頭に入り、また、そのニュース |
が次にも役立つ。 |
しかしこの作者は、「本は、分かる本だけ読んだらよい。」といっているが |
、この意見に対して、私は反対の意見がある。 |
作者の意見は、本嫌いの私にとっては、とても嬉しい言葉だが、本当は、難 |
しいほんだからこそ読みがいがあり、それを読むことによって新たな発見があ |
るのだから、難しくても、がんばれば読みきれる。 |
だから簡単で、わかりやすい本ばかりを読んでばかりいて、いまじぶんが持 |
っている能力をみがかないのではなく、難しい本も読んだほうがよいと思う。 |
活字文化や、映像文化は、私たちにとって、本当に大切な物だ。 |