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英語。日本語。
イチゴ の広場
ひまわり あなつ 中3
 「すみません」という言葉は不思議だと感じられる事がある。相手からなに
か好意あることをしてもらうのはありがたい、と同時に負担をかけたという意
味で申し訳ないことであり、こちらからもそれに応える何かをお返しするまで
事はすまないし、自分の気持ちもすまない。そのように一見相反するとも言え
るものが同じ言葉で表わされるのは不可解だというわけである。しかしそれな
りの背景はあるのである。
 
 よく考えると、日本語は英語と全く違うのだなあと思う。例えば、「やって
ないの?」ときかれると「うん、やってない」と応えるが、「うん」というの
は英語ではYESの意味と同じであるが、実際使うのはNOである。実際授業
で否定疑問を習ったとき、疑問形のこたえかたがわかりにくく納得いくもので
はなかった。日本語でうん、と応えるのにNOと応えなければならないのは苦
しいものがある。
 
 他にも大きな違いがある。日本語は最後までよく聞かないとはっきりした意
見が分からない。英語は先に結果を言う。日本語はいくらでもあとから変える
事が出来るのだ。
 
 この違いは人間性の違いからも分かりそうな気がする。日本人は相手をよく
考える。一つ目の例は、相手の質問の「仕方」にも気を配る。そして自分もよ
り納得するのだ。英語は違う。質問をきいてどんな質問の仕方をしていても規
則に従がい答にあうこたえかたをするのだ。日本語は最後まで聞かなければわ
からないというのは人の目を伺いながら話す日本人を思い浮かべてしまう。も
ちろん自分の意見が決まってから言い出すのが普通だが、言い替える事は可能
なのである。
 
 このようなことから、日本人はお人好しだなあと思う。自分の意見をガンと
持ちそれを中心とする欧米人とは多少違うのだ。でも私はそんな日本人は悪く
ないと思っている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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