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言葉の真意
イチゴ の広場
太公望 うの 中3
 我々自身は、必ずしも意識していないかもしれないが、例えば「スミマセン」
という表現は不思議だと感じられることがある。この表現は英語でいえば「Th
ank You」と「I am sorry」という何れの表現の使われる場合
にも用いられるが、一方は「お礼」、他方は「お詫び」の表現であり、そのように
一見相反するとも思えるものが同じ言葉で表されるのは不可解だというわけで
ある。一つの言語を習得して身に付けるということは、その言語圏の文化の価
値体系を身につけ、何をどのように捉えるかに関して一つの枠組みを与えられ
るということである。
 
 ある言語を学んでそしてその国の言葉の意味の裏側を知るには、いろいろな
方法があるのではないかと思う。第一にその国の歴史を知ることが大事である
。その国がたどってきた歴史を知ってその国の人達の考え方を知る必要がある
。例えば日本で考えてみると日本の言葉には、「スミマセン」や「ソレホドデモ」
などの謙虚の姿勢が表されている言葉が多い。それに、「ハイ」、「イイエ」とい
う返事もはっきり言わずその間の中途半端の返事が多い。日本人がなぜそのよ
うな謙虚で相手の顔色を見ながら生きていくような考え方になってしまったの
だろうか。私なりに考えてみると歴史背景に太古からの身分の差が原因ではな
いかと思う。江戸時代では、大名の参勤交代の行列が通った時解け座して頭を
下げるなどのをやらされた。もし逆らえば刀で斬り殺されてしまうので武士や
役人などを怒らせないように相手のご機嫌をうかがって生きていかなければな
らなかったのである。それが長い間続いて日本人の考え方みたいなものが出来
上がってしまったのである。
 
 第二に上で述べたように国によって考え方の違いで意味も変わるのである。
私が平成七年度の神奈川県の入試過去問題集の国語をやっていたら言葉と異文
化の理解の読解問題があり、それに普通日本では「安い買い物をした」というと
いいイメージを持たないがイギリスだと褒め言葉になるということであった。
イギリスでは、「頭をうまく使って買い物をした」という意味になるというこ
とだった。これを読んで私は、国によって大きな違いがあるのだなと思った。
それを思うと外国に行った時うかつにいろいろと話すことができないなと思う
 
 しかし、日本語もそこがいいところと言ったらそんな感じだなと思ってしま
う。日本語は、相手をきづかう言語であるとおもう。もっと人間は、言葉の価
値観を知るべきである。そうでなければ世の中おもしろくも何ともない世界に
なってしまうと思う。私ももっと言葉の意味を深く考えてみたい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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