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雑草
イチゴ の広場
ラッキー7 せあ 小6
 翌春私の家の前にスミレがさいた。私は、ふまないように注意して出入りし
た。来年はもっと増えるだろう、と楽しみにしていた。町中の雑草に対する人
間の態度は時と場合によってさまざまである。ハイキングに行けば「緑がいっ
ぱいで気持ちいいわねえ」と喜ぶ人も、自分の庭に出てきた雑草は血眼で引き
抜いてしまう。
 
 もしも、家の前に咲いていたのが雑草だったら、家の前に咲いているのも築
かなかっただろう。築いたとしても雑草を引っこ抜くだろう。(ストレス解消
のため(笑))私ならそうする。(嫌な奴)来年はもっと増えるだろう、と楽しみ
になんかならないだろう。なるひとは、いないだろう。私達は、ここでスミレ
と雑草を差別している。この行為は、私たちが学校であいつは、あいつ気に入
らないからヤダ。あいつはいい。と差別をすることと同じ事なのだ。雑草はス
ミレと同じように一生懸命生きているのに私たちは簡単にそんなことを無視し
て差別をしてしまう。私たちは悪魔だ。
 
 私達は、人間にとって大切なものを自分たちから壊している気がする。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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