| 講評 |
| 題名: | ある人物についての物語が |
| 名前: | 玲子 | さん( | あそわ | ) | 高3 | アジサイ | の | 丘 | の広場 |
| 内容 | ◎ | 字数 | 1020 | 字 | 構成 | ◎ | 題材 | ◎ | 表現: | ◎ | 主題: | ◎ | 表記: | ◎ |
| 原因としてあげた二つの実例が的を得ていますね。一番目の「信仰心の薄さ」 |
| は、安易な物語に置き換えて自分の状況を直視できない日本人の在り方をわか |
| りやすくとらえています。さほど信じてもいない神様が、自分を導いてくれる |
| はずありませんね。二番目の「我慢が足りない」は、そもそも周囲の人間の考 |
| えに頼っていた人が、何かうまくいかないことがあると自分で考えることがで |
| きずに他人のせいにして、「自分の物語は、本当はこんなのではない!」と、 |
| 周囲を非難してしまう姿を、現代の日本の一側面にとらえられています。☆何 |
| か決断しなければならない時は、「それは、自分の意志であるか」いちいち確 |
| 認しなければ、豊かで自由で選択肢の多い今、たやすく「人の作った物語」に |
| 乗せられてしまうかもしれないね。 |
| ふじのみや | 先生( | ふじ | ) |