| あぁ~大変だ~!!の朝 |
| ウグイス | の | 村 | の広場 |
| しっぽ | / | ほし | 小6 |
| 「ピルルルピルルルピルルルルル!」 |
| 私の部屋の電話が鳴る。お母さんが早く起きろ、という代わりに電話を鳴ら |
| しているのだ。 |
| 「んん~・・・・・・」 |
| 私はうっすらと目を開け、うるさい電話を止めた。時計の針は・・・7時30 |
| 分を指している。 |
| 「寒いなあ~出たくないな~。」 |
| 私はまたごそごそとふとんの中にもぐり込んだ。そして、夢の中で私はお母 |
| さんにおはよう、とあいさつする。夢の中でパンがこげている。変だな~・・ |
| ・こげているのに匂いがしない。ああそうか、わたしまだねてるんだ・・・。 |
| ・・・え!? |
| 今度こそ私は飛び起きた。ランドセルとコートを持って階段を駆け降りる。 |
| パンを焼いている間洋服に着替える。口から泡が出そうなのに、その上からハ |
| ムを巻いたパンをぎゅうぎゅうおしこむ。髪の毛をブラシでといた後、顔を洗 |
| い、はをみがく。歯をみがきながらハンカチとティッシュをポケットに詰め込 |
| む。コートを着て、ランドセルをしょって、くつをはき、外へ飛び出す・・・ |
| この朝のわずか20分ほどの時間が、一日で一番忙しいときだ。 |
| ところが、休日は平日と全くちがう。いつもはハムを巻くだけのパンも思い |
| っきりアレンジしてみたりする。テレビとにらめっこしたり、ごろごろしたり |
| ・・・。つまり、休日の朝は、心をなごますときなのだ。(私にとっては。) |
| お母さんに怒られても、私はこのゆったりした雰囲気が大好きだ。いつもこん |
| な朝がいいのになあ、とつくづく思う。私は、このあたたかく優しい時間は自 |
| 分にとってかけがえのないものだから、大切にしよう、と思った。 |
| (パソコンの中に入ったままでした。(^^ゞ 森川林) |