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里山を歩いていると
エンジュ の広場
奈未 なみ 小6
 奥武蔵の里山を訪れたときのことです。秋の終わりで道ばたの草もほとんど
枯れていました。せまい谷間に農家が点々とあり、だんだん畑がきれいに整備
されています。今、美しく維持されている里山は、必要なてまひまをすべて山
里の人々の善意負っています。たまに訪れる私のようなハイカーが里山を楽し
む時、山里の人々の善意にただあまえているだけです。また、里山には、治山
、治水という機能があります。山が荒れて土砂を川に流しこみ、中流や下流に
水害をおこさせないようにするはたらきです。おいしい水をかわへゆっくり供
給するという機能もあります。
 
 「シカに注意」とか、「タヌキに注意」といった道路標識を見かけることが
多くなっています。これまたとうぜんですが、シカやたぬきにはこの道路標識
はよめません。人間の側の注意と配慮がもっとひつようです。
 
 私は、山登りをしたことがあります。たいていは、この文章のようにみんな
それぞれの目標を達成させるために山を登っているのだと思います。そういう
ひとは、小さい子供からおばあちゃん、おじいちゃんまではばひろい人がおと
ずれます。途中、小さな女の子が、
 
 「あ!この花めずらしい」
 
 といってその花をとっていってしまいました。そしたら、近くにいたおばあ
さんがいいました。小さい声で、
 
 「また、小さな命がたっちゃった。」
 
 と一言。私は、いっしゅんドキッとしました。なぜなら、普通の人がこんな
こというとおもいますか?・・・。わたしは、あとからあの人がここの里山を
きれいにしてくれている人だということがわかりました。あの、たった一言の
言葉に私の気持ちがゆれうごきました。「そうだよね。花も虫もいきてるんだ
よね。」と思いすごく心が痛みました。このおばあさんを通じて都会にある数
少ない草花をとるのは、もってのほかで、里山にあるたくさんの自然もとって
はいけないということがわかりました。また、この話をよんでよりくわしくわ
かりました。
 
 都会にすんでいる人は里山に住んでいる人をすこしは、見習ってほしいです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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