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「ラレルは、四つの仕事を」を読んで
エンジュ の広場
優里 あまこ 中2
 ラレルは、四つの仕事を同時に受け持つ、実によく働く勤勉な助動詞である
。日本語には、複雑で面倒なものがあって、それが敬語である。そこで「見ら
れる」など、正規のラレルに敬語(尊敬)の表現を任せることにした。その一
方で、とりわけ可能の表現をラレルから独立させ、ラ抜きのレルにして、表現
することにした。
 
 こういった古くからある物が、新しい物へと変わっていくと言う光景は普段
私たちの身の回りにもけっこうある。「開発」といって古い建物を取り壊し、
新しい建物を建てている光景。古くなったといって簡単に取り壊してもいいの
だろうか?
 
 別の物で考えてみよう。昔話に<姥捨て山>というお話がある。名前の通り
姥(=年老いた人)を捨てる山のことだが、そんなことがあって本当にいいの
だろうか?年老いた人は、みんな若いときは働いていたはずだ。それなのにな
ぜその人に優しく接してあげられないんだろう?と疑問に思う。確かに年老い
ているので足腰は不自由かもしれないが、その分人生経験が豊富だ。なにせ私
たちの知らない時代を生きてきた人たちなのだから。そんな人たちをけなすよ
うなことがあってはいけない。
 
 では、「新しい」と言われて思いつくのに何かあるだろうか。私は新品の物
をイメージする。あと、ここ数年で建てられた新しいビルなどの建物や、最先
端の技術や、科学など。それに電話や洗濯機などの電化製品である。これらの
物は、私たちの生活に欠かせない物ばかりである。
 
 逆に、「古い」といわれて思いつくのは何か。私はかなり前の物、昔の物を
イメージする。古い物とは不思議な物で、新しい物ほどきれいではないがその
分歴史を感じることができる。日本のあちこちにある神社やお寺などは古いか
らこそ、また、歴史があるこそいいと思う。
 
 これからどんどん古い物が減り、新しい物にかわっていくと思う。だけどそ
れとともに、古い物も一緒に存在していけるといいなと思う。奈良や京都は、
お寺や神社がいっぱいあるけれども新しい物だってたくさんある。そんな所は
「古い物」と「新しい物」が一緒に存在しているのではないだろうか。そんな
風になるといいなと思う。   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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