アクセルを踏み出せ!!! |
イチゴ | の | 滝 | の広場 |
拓馬 | / | ねき | 中3 |
「ニーズ」と「ウォント」は、どちらも「必要」と訳される。が、前者は外 |
部の状況を判断して、割り出した必要性であり、後者は欲望とか欠乏を内包し |
た、内部から出てくる必要性である。創造には、後者が不可欠である。飛躍す |
るには、内なる欲望の力を借りなければならない。飛躍の原動力は、「ニーズ |
」でなく「ウォント」なのである。 |
「ウォント」は常に我々の中に存在している。そして、行動を起こすには、 |
それが自分にとって「ウォント」かどうかが重要になってくる。私は、普段決 |
して早起きはしない。早い時と言えば、朝練があるときぐらいである。しかし |
、休みの日で、その日友人とどこかに行くとか、部活の試合があるとか、そう |
いった日は早起きも全然苦にならない(それでもやはり、眠いことに変わりは |
ないのだが)。やはり、自分のやりたいこと、「ウォント」ならばのことであ |
ろう。 |
それに、「ウォント」がなければ、今日のこの生活もありえなかったのであ |
る。エジソンが電球を発明したのだって、電球が出来る→明るくなる→もっと |
仕事が出来るようになる→・・・・・・なんて考えないで、ただ「作りたい」という |
「ウォント」があってこそのものなのだ。第一、こうだからこうなってこうな |
ってなんて考えているのなら、作ったほうが早いだろうし。 |
でも、それなら「ニーズ」がまったく持って必要ないかと言えば、そうでも |
ない。気のみ気のままやっていても、単なる自分勝手にすぎない。そこに、「 |
ニーズ」の外的判断が必要になってくる。でも、それでも「知識がはしごを作 |
ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」と言 |
う言葉の示す通り、「ウォント」が飛躍の原動力であることは、紛れもない事 |
実である。言うなれば、「ニーズ」はブレーキ、「ウォント」がアクセルであ |
る。慎重にブレーキを多用しながら進むのも大切だけど、それでも、いつかア |
クセルを踏み出さなければならない。その勇気もまた必要である。 |