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文化の中身
イチゴ の広場
太公望 うの 高1
 科学技術は地域や民族の差異を越え、それゆえにヨーロッパに生まれたとい
う出目の制約を抜け出て、全地球に広がった。文化の柔らかい普遍性は、究極
的には宗教の普遍性にあらわれるといってよいであろう。ヨーロッパにおいて
は、科学技術の堅い普遍性と文化の柔らかい普遍性とは根本的には対立するこ
となく、いわば同心円をなしたのである。日本近代がヨーロッパ近代の受容を
ともなって成立した時、両者は同心円を形成するわけではなかった。堅い普遍
性とは、いわばそれぞれの中心をずらして併存しつつ、同一のエポックを形成
したのである。
 
 日本の文化は、昔から進化していくということが無い。例えば日本刀にして
も戦国時代から明治維新の頃まで使われていた。しかし、ヨーロッパではサー
ベルから銃そして大砲、ミサイルと文化が進化していった。日本の場合は、外
国から文化を吸収しその文化のレベルを世界レベルにしている。それはそれで
とてもいいことなのだがその文化を更に消化して昇華することが大事である。
現代の日本人の若い人達は、何でも真似したがる傾向である。だがそれは外見
だけで中身までは真似しようとはしない、というより真似できないのである。
このような考えが変わらない限り日本は、外見は欧米と並んでいても中身はと
ても並べるようなレベルではない状態のままである。
 
 この解決方法としては、第一に個人個人の意識を変えていく必要がある。個
人個人で文化を作り上げていくのが大切であると思う。そのようにすれば日本
の文化のレベルも上がると思う。第二に外国の文化を取り入れることも大切だ
がそれを日本に合うものにアレンジして昇華していくことが大事である。今ま
で日本は、欧米の文化と日本の文化を分けて都合のいい様にしてきた。しかし
これからの時代は、もっと新しい方法を考えていかなければならない。そして
日本の文化を進化させていくことが重要である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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