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名言「人々に新しい遊びを」
アジサイ の広場
UZI.SMG そお 高1
名言「人々に新しい遊びを」
 
 
 昭和の終わりくらいまでは、おそらく、人を評価する材料はその人の所有物
や学歴や勤務先などの固定的で数値的なものだった。しかし平成に入ってから
、にわかに実力主義がわき起こってきた。つまり、人を頭-思考力や想像力-
で見定めるのである。この、堺屋太一をして「知価革命」とはいかなるものか
 
 
 
 まず第一に、物について言えば、「持っているか」ではなく「いかにして使
い」そして「それから何を学ぶ」かを求められている。パソコン一つとっても
、高価な高性能な物を持っていても、利用次第では単なるワープロ、携帯電話
程度の価値しか生み出さない。またパソコンでは特にそうだが、ハードウェア
ーだけでなくソフトウェアーも充実していないとその真価は発揮されない。こ
のことは次項で述べよう。
 
 
 次にハード・ソフトウェアーの融合について。ここではソニーに語ってもら
いましょう。ソニーという会社にはつくづく感心させられる。ソフトウェアー
のためのハードウェアーと言う考えを明確に示し、超大ヒット作「ウォークマ
ン」を生んだ。音楽という誰もが必要とするソフトをいつでもどこでも楽しめ
るウォークマンは世界で1~2億台売れた。またゲームというソフトを楽しむ
ためのプレステは7000万台売れた。またパソコンの土俵では「バイオ」が
常に売れきれるという人気を博している。(うちもバイオだ。)これはカタロ
グを見ればわかるが、音楽・映像編集などに応じた機種がラインアップされて
いて、ユーザーは使用用途に応じた機種選びが出来る。そしてソニー独自の編
集用ソフトがインストールされていて使いやすさは折り紙付だ。このように、
人々の遊び心を刺激するようなソフトを利用するためのハードを生み出す、と
言う明快な理念を元にしてソニーは「世界のソニー」へと躍進した。
 
 
 このように「物」とは使われるものであり、ソフトウェアーとハードウェア
ーとは一対一に対応するのである。ソフトがなければハードは役に立たない。
ところで「バイオ」の電車中吊り広告に「人々に新しい遊びを」とある。初め
てみたときは「パソコン=遊び」という考えに少し驚いたり、ソニーらしいな
ぁと思ったりしたが、そんなもんなのかもしれないと思った。これからは知価
の時代であると言っても、つまりは人々の想像力に訴えかけ、そして遊べて楽
しめるような物に価値を見いだす、と言うことなのではないか? しかしそう
いう物が売れても、ユーザーに想像力がなければしょうがない。だから常に考
える癖を付けて、また分析力を養うことで先見性を身につけるべきだ。特に僕
らには、これからの社会で企業の戦力になるためにも必要だ。勿論企業に勤め
ず、創業するのも結構だ。「新しい知的な遊びをクリエートする」精神こそ次
世代サヴァイヴァルのキーワードになるだろう。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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