| 気づいたらドッボン |
| アジサイ | の | 林 | の広場 |
| れもん | / | ふれ | 小3 |
| 「あっ…。」 |
| お父さんがやっと気がつきました。お父さんがかみをあらっていると中にこ |
| んな事になっているとは…。お風呂の話で、いちばんに思いうかぶのは、この |
| ときのことです。 |
| これは、私が二才の時におこった事件です。その日、わたしは、お父さんと |
| お兄ちゃんといっしょにお風呂に入りました。わたしは、一人で、 |
| 「ナ-ナ-。」 |
| や、 |
| 「ミ-ミ-。」 |
| などと言って遊んでいました。すると、急に声が聞こえなくなり、ドッボン |
| という音がなりひびきました。「あれっ。」「もしかして。」「まずい。」お |
| 父さんのかんは、当たっていました。 |
| 私は、お風呂の中に、頭からつっこんでいたのです。 |
| これは、後になってから聞いた話ですが、この話を教えてくれた時、お父さ |
| んは、 |
| 「この話を話すと、今でもドキドキしちゃうよ。」 |
| と言っていました。たぶん、今までそばで遊んでいた私のすがたが急にきえ |
| てしまって、びっくりしたのをまるできのうの事のようにおぼえているからだ |
| と思います。私は、この話を聞いて一番不思議に思ったのは、お兄ちゃんが何 |
| をしていたかです。でも、その事を、お父さんに言うと、 |
| 「う~ん。わすれちゃったな。」 |
| と言います。そういう時、私は、ドラえもんにタイムマシ-ンをかりて、お |
| 兄ちゃんが何をしていたか見てみたくなります。 |
| 私は、この話はとってもおそろしいけれど、少し、面白いようにも思いまし |
| た。こんどからは、こういう事にならないように、じゅうぶん気をつけたいで |
| す。 |