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あいまいな言い方 カモメ の広場
星の王子 あねく 小5

       「あいまいな言葉」
 

 「そこをなんとか」という言い方はきわめてあいまいである。日本人のノーは、決して絶対的な否定ではなく 、その一部にイエスを含み、イエスはその
中にノーの要素を合わせもっている。日本の絵画の特質に「余白」の美というのがある。  

 日本語には、いっぱいあいまいな言葉があると思う。例えば、「また、いつか行くよ。」だ。
 

 「いつか」とはいつなのか、全然分からない。なぜ「いつか」を○月○日とはっきりさせないのだろう。スケジュールが入ってはいけないので、あいまい
な言葉を使ってしまうのだろう。強いて説明するなら、「また、○月○日に行くよ。」とでも言うしかない。  

 この前、こんなことがあった。ぼくは、ともだちに「このカード交換して。」といわれた。
 

 そのとき交換するのがいやだったので、だめと言おうと思った。けれど無碍にことわるのは、相手が可愛そうなので、「また、いつかね。」といってしま
った。相手がぼくだったら  

 「いつかっていつなの」と思っただろう。だからその時はっきりと言った方がよかったの 
 

 かもしれない。       
 

 これを読んで分かったことは、「そこをなんとか」と外国人に言っても、全然意味が通じないということだ。 だから、ぼくは、あいまいな言い方はせず
はっきしたいい方をした方が良いと思った。      

 
                                   
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