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日本人の特徴 |
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の広場
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ノッポ |
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いえは |
高2 |
世界中、どこに行っても旅行者達は、身の周りに、「文化的カプセル」という「自国」を持って歩く。人々は、そのカプセルの中には要り、そこで初めて |
安心し、そこから足を踏み出そうとしない。それぞれの文化的カプセルに包まれて生活するのが快適であり、そもそも文化というのは、そういう性質のもの |
なのである。特に日本人は、そのカプセルの外皮膜は、かなり強く、それを内側から破ることを日本人はあまりしない。 |
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私もタイに訪れたことがあるが、同じ様な経験をしたことがある。日本人は、旅行をする前から旅行先のイメージを持っていて旅行先でも、そのイメージ |
を捨てようとしないのである。例えば、日本人は「タイ=象」というイメージを持っている人が多いようで、普通では、いもしない象を遠くから運んできて観 |
光客を象に乗せるという観光コースがある。そこで楽しんでいるのは、すべて日本人で、現地の物価では考えられないような高い料金を払っているのである |
。私はそれを見ていて、とても恥ずかしくなった。他国の観光客は、しらけた目つきで横を通り、現地の人々は、馬鹿にしたような笑いで日本人を見ている |
気がした。象に乗っている日本人を見ながら、私は、この人達は何しに来たのだろうと思った。 |
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海外以外でも、日本人は、普段の日常生活をどんな時でも捨てようとしない。このような事は、アウトドアのキャンプなどでも、よく見られる。私は、ア |
ウトドアとは、自然の中に溶け込み自然を楽しむことだと思っていたが、現代では、人々はキャンプ場に発電機を持ってきてテレビを見たり、ガスコンロを |
持ってきたり、大音量で夜中まで音楽をかけたりしている。彼らは、キャンプ場にあまり電灯がないことに怒り、トイレが汚いことを嫌がるのである。しか |
し、私は思う。綺麗な星空も見ず、虫の鳴き声も聞かない彼らは、自分の家の中にテントを建てても、満足しているだろう。 |
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日本人は、「花よりだんご」なのである。日本人は、外国の土地の人がどんな家でどんな暮らしをしているかよりも、海外に行ってきたという事実があれ |
ば、よいのである。「アメリカの自由の女神を見た。」という一言を周りの人々に言えればいいのだ。昔も今も、日本人は人の人格よりもその人の家柄や学 |
歴を大事にする傾向がある。そのような家柄や学歴の中に、最近では「行ったことのある場所」という新たなブランドが入ってきたように思う。海外の歴史 |
的建造物などをを見たいと思う心の片隅に、本当は自分の世間での地位を上げたいと思っているのでは、ないだろうか。その為に、訪れた国を本当に楽しも |
うとせずに、買い物にはしってしまったり、無意識に日本を探してしまう。 |
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