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自分だけの判断で イチゴ の広場
優里 あまこ 中2

 自分だけの判断で!
 

 自分で判断し行動する。簡単なように見えて、実はとても難しい。しかし、自分で考え、自分自身で決断しなければならないのは当然のことであり、時に
は厳しい決断を迫られることも少なくない。ところが子供たちを取り巻く最近の教育状況はこれに逆行していることが少なくない。「指示」しなければ、「 マニュアル」を与えなければ、なにもできない。つまり、彼らは自分で考え、判断し、決断するといった作業になれていないといって良い。  

 自分で判断するのは難しい。それは誰でも思うことだろう。しかしひとりで判断しないといけないときだってある。 
 

 確かに人にいわれて何かをやるということは、「考える」ということをしなくていいので、気楽だ。それに例えそれが間違ったことでも、それをいった人
の責任になる。つまり、自分に責任が回ってこないのだ。私はどちらかといえば人にいわれて何かをするという方だ。何か人の前にでてやるということは好 きではないし、目立ちたいと思わない。何かの行事の実行委員などには絶対にやらないという主義だ。直さなきゃいけないと思うのだがまあいいか、別のと ころでがんばれば・・・という気になっていつまでたってもこの考え方は直らない。  

 しかし何かを自分で判断して行動することは、例えそれが失敗に終わっても、自分に得られるものは大きい。つまりそのことを反省して、次のことに生か
せるようになるのだ。私の場合だと、ピアノの発表会に弾く曲を自分で決めるときに毎年毎年悩む。前回の発表会では、あまりにも無謀な曲を選んで、弾け るようになるまですごく苦労したという苦い思い出がある。それで今度はもう無謀な曲は選ばないと思った。  

 確かに小さい頃は大人の人が自分のことを手取り足取りやってくれていた。しかしもう大人に頼っていないで、自分で考えてみてはどうだろうか。きっと
大人が考える答えとは別のまた違った答えになるはず。自分のことは自分で考えるということは簡単そうだけど実は難しいと思う。だから些細なことでもい い、少しずつ自分のことを考えていけばいいだろう。そして考えたことを少しでも行動に移していけたらいいなと思う。                                                
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