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自由とテーマ アジサイ の広場
ピエッパ にお 中2

 「夏休みの宿題は自由研究です。」
 

 僕はこの言葉を聞くと、明らかに困惑してしまう。それはレポートを書いている時間よりも、テーマを探す時間のほうが、長いからだ。そして逆に課題を
与えてもらえば、ある程度書くことができる。このように、自分で考えて決断することが、僕らの年代の人はできていないのである。そしてそのことを、「指 事待ち」や「マニュアル願望」と呼ぶ。では、自由に物事を考える力をつけるのと、ある程度テーマを示してあげるのと、どちらがいいだろう。  

 僕は、ある程度テーマを示してあげるべきだと思う。例えば、夏休みの宿題に、自由なテーマでレポートを書けと言われた時に、テーマを探すのに8月の
最後までかかってしまい、(時間が無いので簡単にしよう)と思う人が出てくるからである。その点テーマを示してあげれば、そのテーマについて詳しく調べ られ、テーマを探すことだけで、エネルギーを使い果たしたりしないので、一石二鳥である。  

 しかし、自分で考えて決断することが必要な時もたくさんある。職業や結婚などの選択を強制的にさせられたら、たまったものでない。そういう意味だけでな
く、なんでも指示をされないとできないのでは困るので、自分で判断することも必要なのだ。このように、なんでも指示されないとできないのでは困るが、な んでも自由にされても困る。これからは、レポートを書くときはテーマを出してもらい、職業につくときは、自由に選択させてもらえるというように、  

 「臨機応変」
 

 に対応していくことが、 大事なのだと思った。
 

 
                                             
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