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あもせ |
小5 |
必ず手紙を続けて下さい。 |
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この手紙は「ゴールデンレター」といって、男の子には |
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絶対見せてはいけません。この手紙の内容と同じものを |
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友達にあげてください。もしあげたのならあなたはもら |
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った日から十一日後に告白され、十四日後にいいことが |
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おこります。しかし、おきてを破ればあなたは好きな人に嫌われるでしょう。 |
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また、手紙を出さなくても嫌われます。呪われるかもしれません。 |
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―おきて― |
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①二十四日以内にほかのひとに書くこと |
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②もらった人の名前を書くこと |
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③ボールペンで書くこと |
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④四人の人に手紙をあげること |
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⑤それぞれ違うがらのびんせんを使うこと |
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わたしは●●さんからもらった。 |
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私の机の中にこのような手紙があった。これが本当なら私は手紙を出さなければいけないのか。だけど、「ゴールデンレター」なんてばかばかしい。こん |
なただの紙一枚で呪いなどおきるわけない。というか、いってみれば単なるイタズラにすぎないってわけだ。それに好きな人なんていないし、告白なんてさ |
れたくもない。私はこんな気持ち悪い手紙をとっておくわけにはいかないので、学校のゴミ焼却炉のなかに放り投げた。 |
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そして、手紙をもらってから二十五日たった。 |
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お弁当の日の計画をグループで決めていたところだった。計画を聞かれたくないと言うことで、誰もいない図書室で決めていた。 |
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ドーン!! |
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図書室の窓ガラスが割れた。私達はなんだろうと、割れた窓ガラスの方へ行った。すると、鳩が死んでいた・・・。腹に割れた窓ガラスのはへんを突き刺 |
されたまま・・・。どうやらこの鳩はぶつかったときの衝撃で首の呼吸を吸ったりはいたりする管がきれて、呼吸困難で死んだそうだ。 |
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「七殺人の扉が開かれたか・・・。」 |
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誰かが奇妙なことを言った。七殺人とは動物が殺されるときが友引の日で、死ぬところをちょうど七人で目撃したら、その七人が殺されていくということ |
である。 |
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まず、一番始めに目撃した人は首吊りで殺され、二番目は斧で斬られる。三番目は井戸の中に落とされ、四番目は交通事故で死ぬ。五番目は首を斬られ、 |
六番目は焼却炉の中に突き落とされる。七番目は謎である。そして、お弁当の日のグループは全部で七人、そしてその日は友引だった。何故こんな不幸なこ |
とばかり起きるのだ。・・・「ゴールデンレター」だ! |
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次の日一番始めに目撃した子が高熱で休んだ。これはまさしくもほんとうに!!!しかし、三時かんめの授業の時「額田へ」という手紙と、「額田さんへ |
」という手紙がまわってきた。 |
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額田へ |
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何だか奇妙な事ばっかり起こるけれどお前さあ、なんか呪われるようなことしたか?グループの子達は何もやっていないと言っている。残っているのはお |
前だけだ。あれば言えよ。 |
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額田さんへ |
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あなた、ゴールデンレター渡さなかったの?でももう遅いわ。奇妙な事があるはずよ。 |
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