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近代社会は・・・ イチゴ の広場
あおき 高2 “私は何故生きているのだろうか?”  

 人々は誰しも、心の奥底にこの疑問、若しくは不安を抱えた事がある筈である。そこで人々は、作者の言うような皆と同じ均質で平均的な行き方に逃げこ
むのであろう。というのは、他人と一緒にいることで同じ事をすることによって存在理由を確認するためだ。しかし、それが続くと飽きてくる。全く他人と 自分が変わらないからだ。そして、また一つの疑問が浮かぶ筈である“人と同じ事をするなら、なにも自分でなくてもよいのでは??”と。  

 ここで、はじめて社会化された私とは違う本当の私を持とうとする自我が芽生えたわけである。存在理由だけではなく、存在価値が欲しいと。では、存在
価値を作るためにはどうすればよいのであろうか。それは、自分が好きなものを見つけ、興味を持ったらひとまず挑戦し、部活や委員会、趣味、様々な面で 得意とするものを見つける事であろう。なにかしら好きなものを見つけ、そのときの状況と気持ち、個人の性格と行動がぴったしと自分にあった瞬間、はじ めてそれが自分のものとなり、それが徐々に本当の私へと変わっていくのだと思う。  

 本当の私を持つ事は大切である。そして、本当の私を見つけることもまた大切である。なにも本当の私が一つだとは限らないし、本当の私を持つ事で心の
拠り所が増えれば、多少の困難も乗り越える事が出きるようになるからだ。そのためにも我々は得手不得手に関わらず、色々なことに取り組み、「本当の私 」を確立することが必要なのだ。  

 
                                                 
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