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短い会話 アジサイ の広場
太一 あうけ 中2 交話機能というのは、簡単に言えば、言葉が持つ、人と人の気持ちを結びつける作用を示すものである。また、人は他人に会うと必ず心の中に警戒、不安、 恐れ、などの気持ちが多少なりとも生まれるものである。多くの人が仕事の話しや用件に入る前にお天気の話しやあたり障りのない短い会話を交わすのもお 田がいの警戒心や敵意を弱め反対に安心感を高める効用があるからである。交話機能とはこのように、人々が本格的な対話関係に入るためのいわば地均し、 心の波長合わせを行うものであり、対話者同士の一体感や帰属意識を高める潤滑油としての働きなのである。  

 この交話機能というのは僕にも良く分かる。なぜなら、学校の友達との付き合いはもちろん、最近では、インターネットで知り合った友達などもかなり増
えている。学校では友達で、家に帰りパソコンの前に向かうと、「ネット生活」に切り替わる。もちろん、僕は興味のあるほうこうがけっこうマニアックな パソコン関係のことなので、なんと、その中でわかっている限り僕が最年少なのだ。ほかの人はほとんどが大人なのだ。そしてそういう人たちとメールもす る。でも、いくら仲良くなっても、必ずメールの最初には「こんばんはっ」程度の挨拶やちょっとしたほとんど意味のない話などを入れてから話し始める。 そうしたほうが話に簡単に入れるし、また、そう返されると、うれしいし、なんかそれだけで心が入っているような気がする。  

 また、僕は私立中に入学したので、中学校に入ったとき友達は、小学校のとき塾で仲良くなった人と、入学試験のときに後ろに座っていた人しかいなかっ
た。そして入学してからの友達は、ちょっとした話が盛り上がり、いつのまにか友達になっていることが多い。  

 ほとんど意味のない話で盛り上がるのはとても楽しいし、また、とてもいい時間つぶしにもなる。しかし、時間つぶしなんか出来ない時間のための前置き
としても使えるのである。  

 
                                                 
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