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母ハムとご対面?! アジサイ の広場
れもん ふれ 小3

 「えっ。だいじょうぶなの。」
 

 お母さんが、びっくりした表情で言いました。
 

 「ほら見てみて!全然大丈夫じゃん。みんなよろこんでるよ。」
 

 お父さんが、自信たっぷりに、言いました。
 

 私の家では、ハムスターを三匹かっていました。ところが、一匹のハムスターが、五匹も赤ちゃんをうんでしまったのです。そして、今…子ハム(ハムと
はハムスターの略です。)たちは、母ハムとわかれて、さびしく暮らしています…というのはうそで、楽しく暮らしています。  

 けれど、今日、いつのまにか、お父さんが、一匹ずつはなしていた兄弟を全部同じケージに入れて、もうしばらくの間会っていない母ハムまで同じ所に入
れていたのです。最初は、けんかをしているように、  

 「キーキー」
 

 と鳴いていたので心配していたけれど、しばらく見ていたら、それがけんかではなく、じゃれあっているだけだったことがわかったのでほっとしました。
私がいちばんびっくりしたのは、なんと、赤ちゃんたちが、お母さんの近くに集まって来たことです。わたしは、その時、まるで夢の世界に行ったように不 思議な気持ちになりました。(ハムスターは、すぐわすれてしまうのに、なんでおぼえているんだろうな。)とおどろいていたら、やはり、思い通りけんか になりました。でも、すぐにはなせたので良かったです。なぜ、最初は、母ハムが赤ちゃんと仲良くしていたかというと、たぶん、母ハムがねぼけていたの だと思います。けれど、(動物は、このように、ねぼけたりするから、かわいいんだな。)と思いました。  

 その後は、みんなそれぞれ自分のケージにもどされ、何事もなかったように遊んでいました。
 

 
 

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