先頭ページ 前ページ 次ページ 最終ページ
大切な冬 キジバト の広場
有貴 いおし 小4

 この文章を読んではじめて知った事が一つ有る。それは桜やもみじの葉っぱが落ちるのは、葉っぱの目に見えない小さな穴が一年中開いているからと言う
事と、つばきや松などの葉っぱを落とさない常緑樹は目に見えない小さい穴が具合よくできていて、夏には穴が開いて冬には穴が閉じるようにできていると 言う事だ。もし桜やもみじにずーっと葉っぱが付いていたら、葉っぱはどんどん水を吸い出すのに根っこはかじかんで水を吸わないで  

 かれてしまっていたと思う。落葉樹と常緑樹
 

 のかんけいは、まるで使い捨てのものとなんども再利用されているもののかんけいによく似ている。人間の皮膚が常緑樹の葉っぱなら落葉樹は何の皮膚だ
ろう。僕にはなぜかヘビ  

 が思い浮かぶ。たぶんそれはヘビが何度も皮を脱ぎ捨てるからだ。ヘビが土の中で力を使わないようにして冬眠する様子は、まるでさくらの木が葉っぱを
落としてじっと冬が通り過ぎるのを待っているみたいだ。春になったら新しい芽を出せるように、静かにだけど確実にじゅんびしているのだ。                                                    
ホームページ